- 自己査定申告書の提出期限
紙の自己査定申告書の提出期限は10月31日です。オンライン申告の場合は提出期限が1月31日です。
2022/23課税年度の申告書の提出期限は次の通りです。
(1) 紙の自己査定申告書:2023年10月31日
(2) オンライン申告:2024年1月31日
既に雇用主から源泉徴収され、支払われており、確定申告を必要としない従業員はともかく、自営業者は上述の期限に注意を払い、罰金を避けるためにできるだけ早く提出義務を果たすほうがいいでしょう。
- 罰則
納税者は期限内に申告書を提出しなかった場合、罰金及び未払い税金の延滞金が課せられます。期限内に申告書を提出しましたが、税金を納付しなかった場合、依然として罰金及び未払い税金の延滞金が課せられます。パートナーシップは期限内に申告書を提出しなかった場合、そのパートナーは罰金に処します。
4.1 申告書の提出が遅れた罰則
(1) 1日遅れた場合、100ポンドの罰金が生じます。
(2) 3ヶ月遅れた場合、1日あたり10ポンドの罰金が生じ、最高30日900ポンドの罰金が生じます。
(3) 6ヶ月遅れた場合、未払い税金額の5%相当額又は300ポンド(いずれの高い方)の罰金が生じます。
(4) 12ヶ月遅れた場合、未払い税金額の5%相当額又は300ポンド(いずれの高い方)の罰金が生じます。場合によって、罰金は未払い税金額の100%相当額となります。
4.2 納税遅延による罰金
納税者は申告書の提出が遅れた場合だけではなく、納税遅延の場合も罰金に処します。
(1) 30日以上遅れた場合、未払い税金額の5%相当額の罰金が生じます。
(2) 6ヶ月以上遅れた場合、未払い税金額の5%相当額の罰金が追加されます。
(3) 12ヶ月以上遅れた場合、未払い税金額の5%相当額の罰金が追加されます。
4.3 納付遅延による延滞金
HMRCは、納付遅延による罰金も請求されているかどうかを問わず、期限後に未払い税金に対して延滞金を請求します。
延滞金は、お支払い期限からHMRCが受領した日までの間に生じます。延滞金額は、イングランド銀行の基本金利を加えた2.5%の単利として計算されます。
4.4 Time to Payのスケジュール
HMRCは、必要に応じてTime-to-Pay(TTP)のスケジュールを納税者に提供します。納税者はHMRCと連絡し、スケジュールに従って未払い税金を納付することによって、これ以上の罰金が発生することを防ぐことができます。納税者はTTPのスケジュールを同意した場合、TTP協定の条件を遵守し続ける必要があります。その場合、HMRCは納税者と合意した日から発生する予定の罰金を停止します。しかし、納付遅延による延滞金は、未払い税金がTTPのスケジュールに含まれている場合でも、引き続き発生します。
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