2015.4.15(水)
■いろんな言葉に囲まれて
今日、スピッツの「雪風」の配信が始まる。
http://sp.universal-music.co.jp/spitz/
ジャケットの、幻想的で、それでいてしがみつくように広がる街の灯りが温かい風景。
「草野マサムネが数年前に訪れた憧れの場所」ときけば、多くのファンが「ああ、あそこ?」とわかる。
いつも以上に気持ちを抑えて優しく聴こえるボーカルの声と、心地よいアルペジオがスピッツらしい一曲。
せつないほど美しいメロディーをこの人はいくつになるまで聴かせてくれるんだろう。
いつもはジャケットに書かれた歌詞を読むのが好きで、この漢字を使っているのか、とか、ここはカタカナなんだ、とか見つけておもしろがったりしている。
今回はまだわからないな。
そして、今まで使ったことのない単語に出会うのも楽しみ。もちろん彼が好きな言葉を再び見るのも、それはそれでうれしかったりする。「かけら」もあったし(笑)。
「無敵の微笑み」か~。この人は泣き顔より絶対に笑顔が好きって、どこかで言ってたなあ。
「無敵」は初めて?と思ったら、『惑星のかけら』の「ハニーハニー」に「これでもう無敵だ 最後の恋♪」ってあったなあ。
でも同じ「無敵」でも、向こうは無邪気でノー天気な恋を歌っていたけれど、47歳の「無敵」はもうちょっと深くて悲しくて、でも少しだけ力強いかな。そう、その間には23年のくねくねした川の流れがあるわけだし。
言葉ひとつひとつを語りたくなるけれど、恥ずかしい「深読み」になっちゃうんで、それはあとでひっそりとひとりで遊ぼう。
この前も書いたけれど、なぜか「これでいいかな ダメって言うかな」が心に残る。
私自身が最近、自分に問いかけているからかな。
「キミは生きてく」は強いメッセージだけれど、「壊れそう」で、「愚かなことばを誇れるように」があると、上っ面じゃない励ましをもらえる。
「涙がかわいて パリパリの~♪」は、雪深い春山での合宿で、つらくて泣いたときの頬をつたう涙のあとを、何十年ぶりかに思い出させてくれた。
最後に消えるように、自問自答する「まだ歌っていけるかい?」。
草野の答えがあるとしたら、どんなふうに続くのだろうか。
配信はカップリングがないから、ちょっと寂しい。
でもステキなジャケットでよかった。
夕方の空はこんなふうに不気味に揺れていました。
●●高浜原発差し止め●●
http://mainichi.jp/opinion/news/20150415k0000m070157000c.html
多くの問題を先送りにして、不明朗な「安全」だけが独り歩きする怖さを、捨ててはおけない。
そういうことを改めて示してくれる司法の判断だ。
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