隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「ボクはタツオくんが好きだ!」と新年第一声!~三輪テツヤで漫遊記

2022年01月11日 15時20分59秒 | スピッツ

2022.01.09
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 「改めまして、運転中の方、お仕事中の方、なんとなく暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら・・・」で始まりました! 今年第2回の『ロック大陸漫遊記』。

 今週からは、新春の「恒例企画」! 今回は、【新春スペシャル・スピッツメンバーで漫遊記2022:三輪テツヤ編】。
 最初のゲストは、「おは こんばんちは」が第一声。スピッツの「気遣い男」(だと思います)、ギタリスト、三輪テツヤさん。
 テ「1年ぶりなの?」
 マ「そうだ、(前回は)オレの機材で録ってた時だ、まだ」
 昨年のこの時期も、コロナ・・・でした。今回は、スタジオで録っているそうです。
 マ「第1回は、スピッツの・・・ギター・・・三輪テツヤ・・・くんをお招きして…お送りします」
 久々のメンバー登場第1回ということで、「勘が取り戻せてねーや」な草野くんです。


 オンエア曲
 01 TRABANT(スピッツ)
 02 君だけに愛を(ザ・タイガース)
 03 Tyger Bay(Tygers of Pan Tang)
 04 Eye of the Tiger(Surviver)
 05 Tiger(ABBA)
 06 Box of Hearts(Tiger)
 07 Kamane Tarhanin(Mdou Moctar)
 08 TORA TORA TORA(MAX)


 漫遊前の一曲は、「懐かしいね、最近やってないね~」、スピッツの「TRABANT」(2010年、13thアルバム『とげまる』)。
 (ロシアの荒れ地がイメージで浮かぶ! 「そろそろライブでやってほしい曲」の中の1曲だな)

 ここで、今回のテーマを発表、「寅年で漫遊記」。
 マ「ダジャレで『TRABANT』」
 テ「スピッツでトラ系の曲探したけど、ないんだよ。苦し紛れの『TRABANT』」
 マ「ないのか~」
 ここで、1998年の寅年におけるエピソードを草野くんが披露。
 アルバム『フェイクファー』のときだったか、「トラになるのだ~ トラになるのだ~♪」(ZO-3で)という曲(テツヤくん、苦笑い)をミーティングに出したけど、「スルーされた」。
 テ「反応なしだった?」
 マ「なしだった。今思い出した」
 「トラになるのだ」という「タイガーマスク的な歌詞」を入れて作ったらしい。
 テ「じゃ、それが採用されてたら、(今回の漫遊前の1曲は)『トラになるのだ』だったね」
 マ「そうだね」
 そして今日のテーマは、「寅年で漫遊記」。そして、テ「﨑ちゃんの年になりますように」(阪神タイガースの優勝?)

 最初の曲は、ザ・タイガースの「君だけに愛を」(1968年、4thシングル)。
 「『トラ』がつくバンドで、日本でいちばん有名なのは?」ということで、ザ・タイガース!
 (ジュリーの声がきれい!)
 この曲がリリースされたのはメンバーが0~1歳のころ。当然リアルタイムではなく縁がなく、ザ・タイガースが復活して「色つきの女でいてくれよ」を出したときに聴いたのかな?
 ザ・タイガース (1982) 色つきの女でいてくれよ (A LIVE 1982 同窓会記念コンサート・ライヴ) 沢田 研二

 「君だけに愛を」は昨年亡くなった、すぎやまこういちさん作曲。
 テ「いい曲だよね~」から、「君だけに~♪」でのジュリーの指差しで「女の子が失神した」という話題へ。
 マ「(GSには)キーボーディストで失神する人もいたよね」と,「失神」で盛り上がる。
 (「失神」と言えば、オックスか?)

 次にテツヤくんが選んだのは、Tygers of Pan Tangの「Tyger Bay」(1981年、2ndアルバム『Spellbound』)。
 メンバー登場の回で曲がかぶらないように、ミーティングのときに打ち合わせをしたらしい。
 テ「オレが、寅年だから、トラにまつわる曲やアーティストでいくよって言ったら、マサムネと田村がすぐに、『じゃ、Tygers of Pan Tang』って言ったんだよ。二人の推薦で選びました」
 マ「Tygers of Pan Tang(笑)・・・、メタルですね。ボーカルがね、西城秀樹さんに似ている」
 のちにシン・リジィに入るスーパーギタリストのジョン・サイクスが在籍していた。「カッコいいね」とテツヤくん。
 (シャウト系で、高音で声が裏返るところ→西城秀樹だ)
 曲終わりで、マ「ジョン・サイクス、結構弾きまくってたね~」、テ「(エフェクターの)Delayを効果的に使って」

 次の曲は、Surviverの「Eye of the Tiger」(1982年、5thシングル)。
 シルベスター・スタローンのオファーのもと、映画『ロッキー 3』の主題歌として作られた曲。
テ「トラの曲って言って、まず思い浮かんだのがこの曲だったんだよね」
 彼らの世代にとって、この映画は特別で、「十代の悶々としたなかで、最初の『ロッキー』の曲を聴いたら、とりあえずみんなマラソンしに行ってたからね」(笑)。
Theme of Rocky (ロッキーのテーマ)
 (知らない人はいない??)
 テ「主人公のロッキーは『イタリアの種馬』って言われてて。スピッツのイタリア担当は﨑山達男だから」
 (いやいや、種馬って・・・。合間に入る草野くんの笑い声)
 寅年ってことで、「今年は﨑ちゃんのブームを」と言うギタリストと、「栃木の種馬ね」と応じるボーカル。
 (どういうバンドなんだ・・・)
 だけど二人とも、Surviverの曲としては、この「Eye of the Tiger」しか知らないそうで。
 テ「今もやってんの?」、マ「やってるみたいよ」
 曲終わりに、
 マ「当時Journeyとかにも似てる、当時のトレンドコロな音だね」
 テ「最初の8分はピックでやると難しいかな」
 マ「このノリを、ぎこちなくならないように出すのは大変かもしれない」
 テツヤくんは当時、ギター雑誌に載っていたスコアでコピーを試みた思い出がある。
 マ「このグルーヴを出すには、細かいダウンアンドピッキングが難しいかも」


 そして、メッセージコーナー。
 「いまさらながら、エフェクターって何? ギターの三輪さんはなんで足元の機材をフミフミしているの?」という質問に。
 テ「魔法の小箱・・・。ギターの音をかえるんだよね」
 目的によって使い分ける。
 音を繰り返したいとき(エコー)はディレイ、「お風呂の中で歌っているように残響を残したいとき」はリバーヴ。テレビの音質調整のように高音を上げたり低音を下げたりするイコライザーもある。
 テ「単純に、ひずませる・・・。ひじませるってわかるのかな」
 ひずむ・・・「音を汚くする」「セロファンに口をつけて・・・」という説明も続く。
 音をうねらせる→フランジャー、音を凍らせる→フェイザーなどなど。
 マ「わかりやすく言うと、料理するときの調味料。クレイジーソルトかけたりね」
 まったく使わない人もいるそうだ。アンプに直に・・・、「男らしい」。
 マ「(エフェクターを)使わなくても演奏できるけど、(使えば)ギター一本でいろんな音が出せる」


 次は、「偶然にも、オレにもマサムネにも思い出深い」アーティスト」、ABBAの「Tiger」(1976年、4thアルバム『Arrival』)。
 テツヤくんはまだ洋楽に詳しくない頃に田村くんと訪れた「洋盤セール」。アーティスト名がアルファベット順に並んでいて、「A」の最初にあったのが、ABBAのアルバム。「ABBA知ってる!」と購入した『ABBA Greatest Hits』が初めての洋楽のアルバムで、その中にこの曲があった。
 マサムネくんも、初めて買った洋楽のシングルがABBAの「Dancing Queen」で、「(日本では)今日かける曲がB面だったんだよね~」。
 ジャケットにきれいなお姉さんが2人載ってたら、手が伸びるよね、と。
 

 またまた、メッセージコーナー。
 スピッツのムードメーカーのテッちゃん、「笑いをとりにいってメンバーにスルーされて悲しかったりすることあるのかな? いつものことだから気にしてないのかな」。リスナーさんは、「誰か拾ってあげてー」と思っているとか。(わかる・・・)
 テ「いや、基本スルーされるからね」
 (わかってるんだ~)
 テ「いや、拾わないのがスピッツスタイルだから」
 マ「そういうのがお約束っぽくなってる。ま、オレとか﨑ちゃんは、拾えるときは拾いたいんだけど~」
 テ「ハハハハ」
 マ「田村は幼馴染だから、当然のようにスルーする」
 テ「ま、基本的に(テツヤくんのトークが? それともテツヤくん自身が?)空気のような存在なんで」
 マ「いやいやいや・・・。でもそれがスパイスみたいになってる」
 テ「エフェクターみたいに?」
 (うまいっ!!)

 次に、「テツヤさんのマイブームは?」
 「話題のワークマン」で手に入れた帽子や防寒具で勤しむ庭の手入れがマイブームのリスナーさん。
 テ「ワークマンね」、マ「オレ、最近行ったよ」、テ「ワークマン、いいよね」のやりとりのあとで、
 テ「今日はずっと言ってるけどね、寅年ということで、一貫して、オレのマイブームは『タツオくん』です」
 マ「タツオくんね。ずっとそうじゃない。﨑ちゃんと出会ってから、ずっとマイブーム」
 テ「そう、オレはタツオくんが好きだ」
 マ「観察してますから、ずっとね」
 (笑っちゃうほどに、いいお話・・・)


 次は、Tigerの「Box of Hearts」(2020年、初の英語詞のシングル)。
 テツヤくんがセットリストを考えるうえで検索してヒットした、Tiger。
 2人とも、「全然知らない」。
 マ「調べても(情報が)あまり出てこない」
 テ「でも曲はいいのがあるの」
 マ「そ、そ、そ、そ。そういう発見ってあるよね、検索してて」
 Tigerさんは、スウェーデンのシンガーだそうです。
 (ホントだ、検索しても出てこない。きれいな声だなあ)

 最後は、Mdou Moctarの「Kamane Tarhanin」(2019年、3rdスタジオアルバム『Ilana: The Creator』)。
 ここはトラとは関係なく、新年ということで、「今年イチオシのアーティスト」。
 テツヤくんが去年YouTubeを見ていて、「なんじゃ!」と思ったギタリスト。
 ニジェール共和国のバンドのギタリストで、左利き、ピックを使わない指弾き。
 草野くんも番組のディレクターに教えてもらって知っているとか。
 「今世紀のジミヘン」「砂漠のジミヘン」などと呼ばれている。遊牧民トゥアレグ族出身で、その伝統的な音楽をエレキで演奏し、ロックと融合させるスタイルで注目されている。
 「サイケな感じ」「聴いてると、ときおり津軽三味線にも聴こえたりする」と二人。
 Mdou Moctar - Anna (live)
 (狭いところから抜け出て浮遊する快感を味わえる)


 特集の最後に一言。
 テ「一生懸命選んだんで、楽しめていただけたら」
 マ「なかなかおもしろい、ばらけた選曲でした」
 草野くんの発言にいちいち「ウィっす」「よろしくぅ~!」「オレもいるよっ」と反応する優しさ・・・。

 
 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 イントロは、テツヤのギターで。
 テ「これ、まだ弾いてなかったよね、『ハチミツ』」(タイトル、明かしちゃったよ)
 マ「だってオレ、アルペジオ弾けないもん」
 テ「前に来たときも、弾いてなかったよね」
 マ「弾いてないと思う。前は『ロビンソン』だったよね」
 (なんて、ほほえましいやりとりが聞こえてきた。「弾けないもん」って・・・。)
 昨年は「ハートが帰らない」(ココ)、一昨年が「ロビンソン」(コチラ)。
 そして曲は、MAXの「TORA TORA TORA」(1996年、3rdシングル)。
 マ「(笑) 全然ロックじゃないけど、ま、いいでしょう。オレもMAX、結構好きだったんだよね。カッコよかったよね。あれだけビシッと踊れるグループも当時いなかったし」
 昔、歌番組に出演したときにエレベーターで一緒になった彼女たちが、沖縄のハードロックバンド「紫」のことを話していて、
 テ「スピッツ全員の耳がピピピッとなったんだよね」
 マ「(笑)そそそ」
 紫 ムラサキ murasaki double dealing woman1978 LIVE Okinawa

 草野くんはきっちりシンクロして踊る女性グループが好きで、最近は韓国のITZYに注目しているとか。
 テツヤくんは「知らない、ごめん」と応じていましたね。
 MAXはこちら。
 MAX - TORA TORA TORA

 
 今後、十二支の動物たちにまつわる曲で特集も組めそう、と。
 「イノシシ」が難しいかもしれないけど、そこはちょっと工夫して、とテツヤくん。
 テ「これで、『ロック大陸』はあと11年は続く・・・」
 そして来週は、【新春スペシャル スピッツメンバーと漫遊記】の第2回。
 テ「さあ、どっちが来るんでしょう」
 マ「ま、どっちが来てもおもしろい番組になると思いますので」
 最後は、
 マ「今日のゲストは、スピッツ、三輪テツヤでした。ありがとうっ!」
 テ「今年もよろしくっ!」

 そして、
 「使い捨てカイロの『マグマ』って、すごいネーミングですよね、草野さん」


 1年ぶりのメンバー回。
 長~い付き合いなのに、どこか初々しくてワクワク弾んでいて、この人たちの間に音楽がある限り、出会った頃に戻れるんだなあと、ちょっとうらやましくなりました。
 戻れる場所はなかなかそのままではいてくれないことを、大人になると思い知らされたりするから。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年末年始のNHK | トップ | エレカシ、どこまで行くんだ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。