2021.10.14(木)
穏やかに晴れた午後。
お昼時に国会の衆議院の解散の場面をテレビで見たけれど、宣言のあとの大声の万歳が、いつもよくわからん。
と思って検索したら・・・、やっぱりよくわからないままだ。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61678592e4b0fcd00f9989a6
『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール』、若者に勧められて、二人で見たぞ(相方も杉咲花ちゃんファンだし)。
https://www.ntv.co.jp/yangaru/
以前に、視覚障碍の本の仕事をしたときの盲学校のようすを思い出したり、それぞれに症状も異なって一概に語れないんだよなと納得したり。
そして、言葉はちょっと乱暴だけれど、繊細な心のひだを見せてくれる主人公たちに感情移入したり。
青春は遠い過去になった私たちにも十分寄り添えるドラマみたいだ。
出てくる人物がみんないいやつ!っていうのも、たまにはいい。宿敵のヤンキーのお兄さんまで「いい人だ~」。
なんだか、現実を一休みできる、そんな夜になりました。
この前、『相棒』のSeason 3 の初回SPを見たら、久々におもしろかったので、それから続けて、夜中にSeason 3 を6作くらい見てしまった。(また初回からSeason 7 くらいまで復習したい)
杉下右京が今ほど社交的?ではなく、コミュ―ケーションに難があったころのお話。1週間ともたなかった何人かの相棒たちのあと巡り合った亀山薫とのコンビ生活の中で、右京像ができあがっていく過程を見ることができる。右京さんを作りあげたのは薫ちゃんってことだ。
インテリでシニカルな杉下右京と、熱くて人間味のある亀山薫。
捜査一課に戻りたい一心で、杉下右京に反発しながらも、徐々にその天才的な能力に惹かれていく亀山薫。最後は右京さんから自立して、飛び立っていったわけだ。
相棒などいらないと思っていたであろう杉下右京にとって、亀山薫との日常は最初面倒なだけだったけれど、少しずつ二人で捜査する日常が普通に回り始め、自分にはないものを相手の中に発見したりする。
「君がそばにいてくれて、僕は助かります。僕には君のようなしなやかさが欠けています」という発言は感動的だったなあ。
話も、警察組織を揺るがすような事件を挟みながらも、市井の人々のおかしくも悲しい、切なくも笑えてしまう出来事を、軽く、ときに辛辣に取り上げていて、好きだった。
今がどうとか・・・ということではないけど、ちょっと話が大きく飛んでいくので(架空の世界で犯罪とか・・・だもの)、最後のほうは寝ちゃってることもある(すみません)。
右京さんだって、いつまでも変わらずにあのままでいるわけにはいかず、私から見たらキャラ変して、よくしゃべるようになったし、おじさんくさくもなったし。そういうもんだ。冠城亘は右京さんのように知性的で冷静で皮肉屋さんだから、コンビとしては最強だと思うし。
たぶん、私の問題なんだな。はじまりが好きなんだ。始まって、紆余曲折ありながら、相棒が相棒らしくなっていくさまを、きっと愛おしく見ていたんだろう、亀山薫時代は。
そうそう、昨日の『相棒』で、久々に登場した、とんでもない元官房長官から尋ねられて、「(亀山君は)今、サルウィンにいます」と答えていたなあ。
たまに二人で、
「薫ちゃんと美和子さんは今でもサルウィンにいるのかな」
「もう日本に戻ってるんじゃない? 美和子さん、そろそろサルウィンでのことを書いて、出版したりして」
「事件起こして、右京さんに助けを求めてきたりしたらいいなあ」
なんて話していたから、
「まだサルウィンにいるんだね。ちゃんと右京さんに時候の挨拶(笑)とかしてるってことだよね」
と、私は安心したのです。
右京さんが定年を迎える前に、初代相棒を一度くらい再登場させてくれないかな、と願う秋の夜・・・です。
さっき、大昔からの友人からLINEがきて、「スピッツの映画、今日までだよ。見たの?」と。
彼女はレイトショーを見るために、「今、新宿でスタンバってる」そうだ。
仕事がら遠出を避けて暮らしていた知り合いから、一人で特急と高速バスを乗り継いで日帰り小旅行をしていると、画像が送られてきた。
画像の向こうに彼のうれしそうな笑顔が見えたようで、こっちまでうれしくなる。
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