隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

カラオケで歌いたいロックナンバー!

2021年10月19日 13時44分32秒 | スピッツ

2021.10.17
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 番組冒頭に、「運転している方、仕事中の方、ヒマこいてる方・・・いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」と。

 今日は、【カラオケで歌ってみたいロックナンバーで漫遊記 Part 1】。
 緊急事態宣言下でカラオケを我慢していた多くの人たち・・・。
 そこで、カラオケで歌ってみたいロックナンバーのリクエストを募り、その中からメッセージとともに紹介してくれるそうです。


 オンエア曲
 01 ロビンソン(スピッツ)
 02 褒めろよ(GLIM SPANKY)
 03 Don't Stop Me Now(Queen)
 04 MONSTAR(いきものがかり)
 05 ラメのパンタロン(ゆらゆら帝国)
 06 Runaway(Bon Jovi)
 07 欲望のしるし(奇妙礼太郎)
 08 かもめ(浅川マキ)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「ロビンソン」(1995年、11thシングル/11thアルバム『ハチミツ』)。
 最近、テレビのカラオケ選手権的な番組で、13歳の少女がこの曲を歌って、見事優勝したそうだ(草野くん自身は見ていないとのこと)。
 スピッツを選んでくれたことに感謝!と。そして、「曲調から、女性が歌ったほうがいいかもね」と。

 最初の曲は、「初のチャートインの楽曲」、GLIM SPANKYの「褒めろよ」(2015年、3rdシングル)。
 (いつ聴いても気持ちがすっきりするサウンドとボーカルの声!)
 リクエストされた方は、ボーカルに怒られている感じがいい、普段使わない言葉をマイク握って思いきり歌ってみたい!と(なんとなくわかる)
 草野くん自身も、好きだし、ドラマの主題歌で聴いて、GLIM SPANKY初体験だったと。
 声だけ聴いて、ツンツンヘアに革ジャンの川村カオリのようなイメージを抱いたけれど、「お会いしてちょっとギャップ」と。「ボーカルの松尾レミさんはジャニス・ジョプリン・・・ですよね」。
 草野くん、ZO-3を弾いて「褒めろよ 褒めろよ♪」と歌って、「高いわ」って。
 (私は、なんといってもこの曲です)
GLIM SPANKY - 「美しい棘」

 2017年の新木場サンセット(ココ)でライブを見たけれど、衝撃的にカッコよかった! あれ以来、アルバムは全部(たぶん)聴いている。

 次は、Queenの「Don't Stop Me Now」(1978年、7thアルバム『Jazz』/18thシングル)。
 リアルQueen世代からのリクエスト。カラオケで歌おうとすると、「いつも出だしで失敗してしまう」と。途中早口英語についていけずにグダグダになりつつも、「笑いをとりながら、Queenの中でも有名な曲なので、なかなか盛り上がります」。
 草野くんの知り合いが言うには、ジムでトレーニングのときに聴くと、「盛り上がりすぎて怪我しそうでヤバイ」と。
 草野くんにとっても、洋楽をカラオケで・・・というのはちょっとハードル高いけれど、「Don’t stop me ...」のところは「ちょっと歌ってみたい!」と。
 (カラオケでQueen!というのは、あるあるだけど。この曲は、盛り上がりそうだけど難しそう。でも改めてしみじみ聴いて、いいなあと再認識)

 次は、いきものがかりの「MONSTAR」(2013年、6thアルバム『I』)。
 リクエストした方は、カラオケでは、まずこの曲を歌って盛り上げるそうです。
 いきものがかりは優等生のイメージがあるけれど(清水ミチコさんもそのあたりをいじってモノマネをしている)、「結構ロックな曲もあって、そっちのいきものがかりも好きですね」と。
 草野くんは「ちょっとディスコな『Sweet! Sweet! Music!』が好きです」
いきものがかり 『Sweet! Sweet! Music!』Music Video
 草野「聖恵ちゃんの声って生で聴くとすごいんですよ。全身包み込まれる感じ。ロックっぽくないということでちょっと避けてらっしゃる方にも、生のいきものがかりはオススメ」
 (そうだな。優等生で、「元気出して歩いていこうよ」的な曲の流れが耳に入ることが多いしね)

 次は、ゆらゆら帝国の「ラメのパンタロン」(2001年、4thシングル)。
 リクエストした方は、カラオケで歌うと、ゆらゆら帝国ならぬ「ショボい帝国」になってしまう、と。
 「たしかに坂本慎太郎さんの歌唱は難しいかも」と草野くん。「ある程度、モノマネでいったほうがいいかも。ちょっと投げやりな感じで」
 草野くんの「カラオケでよく歌うツートップ」は、「ゆらゆら帝国で考え中」とエレカシの「奴隷天国」だそうで(聴いてみたい)。
ゆらゆら帝国で考え中 MV

奴隷天国 ≡ エレファントカシマシ

 草野「ゆらゆらの曲は知らない人が聴いても盛り上がるかもね。アングラだけどしっかりポップだし。言葉のチョイスがすばらしいと思います」


 そして、メッセージコーナー。
 「宇宙戦艦ヤマト」「仮面ライダー」「タイガーマスク」の歌い出しを同時に思い出そうとして混乱してしまうリスナーさん。
 「ぼうや~ よい子だ ねんねしな~♪」と「京都~ 大原 三千院~♪」も同じ感じ、と(笑)。
 別に同時に思い出さなくてもいいんだけど、「なんやねん、ごちゃごちゃになるやん!という曲、草野さんにもありますか?」
 最初の3曲の歌い出しを歌ってくれて、「ああ、たしかにね~」と。
 ここで草野くんがパッと思い浮かんだのが、「暴れん坊将軍」の歌いだしとX JAPANの「紅」・・・。
 ちょこっと披露してくれて、甲子園の高校野球でブラスバンドがどちらの曲も演奏していて、「それを聴いちゃった」ことがごちゃごちゃになる原因かも、と。
 「ランランラン~♪」の次にくるメロディーを思い浮かべる場合、「ジングルベル」か「青い山脈」かで年代がわかる、というクイズがあるそうで。
 (いやいや、さすがに「ジングルベルだぞ」と答えておこう)


 次の曲は、Bon Joviの「Runaway」(1984年、デビューアルバム『Bon Jovi 夜明けのランナウェイ』)。
 カラオケで誰かがいたずらで、シャネルズの「ランナウェイ」を入れてしまったことがあるというエピソード。
 「Runaway」というタイトルのうたは意外と多い。
 シャネルズの「ランナウェイ」は昔スピッツもカバー。
 そしてZO-3で歌ってくれたのは、デル・シャノンの「Runaway」。
 Del Shannon Runaway

 さてさて、Bon Joviの「Runaway」は彼らの初期の楽曲だが、草野くんは、まだ駆け出しだった彼らのライブを福岡で見たそうだ。
 マイケル・シェンカー・グループやホワイトスネイクらが出るフェスで「前座みたいな扱いで出てました」と。「マイケル・シェンカー待ちの地蔵ファンが結構いた記憶があります」
 そのときは、「正直、ポップな感じでダサいな」と感じたそうだけど、「今聴くと、思い出補正もあって、切なくなって、かっこいい曲だなと思ってしまいました」。

 最後は、奇妙礼太郎さんの「欲望のしるし」(2017年、ソロ第1作アルバム『YOU ARE SEXY』)。
映画『天使のいる図書館』予告編
 この映画のラストに流れる「欲望のしるし」に感動したという。
 奇妙礼太郎さんは今までスピッツとは接点がなかったけれど、気になるシンガーで、「この曲もすごくいいですね。漫遊最後のふさわしいし、オレも今度歌ってみたいな」。
 (浮遊感のある歌詞と歌唱が不思議な世界を作り出す)
 奇妙礼太郎さんがツイートしていました。
 https://twitter.com/reitaro_jp/status/1449722285586223104
 そして、「ロビンソン」をカバーされたそうで。
 https://www.jvcmusic.co.jp/-/News/A026953/10.html


 特集の最後に。
 草野くんのカラオケの思い出。
 スウェーデン人の友人とカラオケに行ったとき、「最初は照れていたのに、いざとなったら、セックス・ピストルズの『Anarchy in the U.K.』をめちゃノリノリで歌いだしたので、たまげたことがありました」
Anarchy In The UK

 「また外国の方とカラオケに行ってみたいですね。どんな曲をどんなふうに歌うのか興味がある」だそうだ。


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「快速」の印象的なイントロ)
 曲は、浅川マキの「かもめ」(1969年、2ndシングル「夜が明けたら」のカップリング/1970年、デビューアルバム『浅川マキの世界』に収録)。
 今日のテーマに沿って、「草野マサムネがカラオケで歌ってみたい曲」という視点で!
 浅川マキさんのレコードは、「国分寺の珍屋で買ったんじゃなかったかな」。
 この曲は歌詞が寺山修司で、「ストーリーがはっきりわかる、とても演劇的な歌です。ダークな悲劇のラブストーリー」。
 彼女のやさぐれた声もよくて、「最後まで聴くと泣きたくなる。だから、(カラオケでは)泣きながら歌いたいと思います」と。
 浅川マキ「それはスポットライトではない」(1977年 ライヴ)Maki Asakawa - It's Not The Spotlight
 (若いときは、普通に暮らしていくことが妙につらいことがあったりする。そういうときに彼女の歌を聴いて、もっときつくなって、なんとなく自分のドラマにひたることができる。妙な快感)

 そして来週は、【カラオケで歌ってみたいロックナンバーで漫遊記 Part 2】。
 まだ用心してカラオケには行けないという方に、「気分だけでも味わっていただきたい」と。
 どんな曲が聴けるか、すごく楽しみ。
 今日の選曲も、おもしろかった。

 「草野さん、落とした財布が戻ってきました!」


 追加
 松尾レミさんのTwitter。
 https://twitter.com/remimatsuo/status/1449716328055537665


                              




 フジファブリックの「若者のすべて」。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210906/k10013246441000.html
 こういうふうな過程で教科書に載るのは、すごく意味があって、素直にステキなことだと思える。
 陳腐な言い方だけど、時代を越えて若者の心にしみいる楽曲。


 先ほどのニュース、作家の山本文緒さんが亡くなる。
 心の細かい襞に入り込み、優しくも苦い世界を描いたら秀逸だった。
 『自転しながら公転する』と最新短編集の『ばにらさま』はまだ読んでいなかった。
 もう新作が読めないのなら、少し先にゆっくり読もうかな。


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