隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

フラストレーションと初期衝動~ガレージロックで漫遊です

2023年02月14日 11時04分15秒 | スピッツ

2023.02.12
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO




 2月も3週目!
 さてさて散歩の話題から。
 一休みしてカフェに入りたいけど、「カフェインはとりたくないな」というとき、ありませんか?と。
 草野くんは基本的に「午後3時以降はカフェインをとらない」。そして、「年齢的に糖分もとりすぎたくないな」と。(へ~。)
 だから、「そういうときにオーダーできるバリエーションがほしいな」と、常々思っている。
 草野くんの自宅近くの大手チェーンのカフェでは、カフェインも糖分も含まないメニューがあまりない。「コーヒー、紅茶にはカフェインが、ジュースやココアには糖分が・・・」
 だから、「ペリエとかウィルキンソンの炭酸にレモンやライムがセットになっているとか、あったかい黒豆茶とかそば茶とか・・・」
 紅茶がティーバッグだったら「白湯だけ飲むとか」(いやいや、それは・・・)


 そして、今日のテーマは、【60年代アメリカのガレージロックで漫遊記】
 60年代にアメリカで一大ムーブメントとなったロックのカテゴリー、「ガレージロック」。
 ビートルズなどのブリティッシュ・インベージョンの影響もあり、「オレたちもバンドやろうぜ!」とアメリカの若者が。
 アメリカって家が大きいから、「フラストレーションがたまった若者たちがガレージでガチャガチャ楽器を鳴らしていたんでしょうね」。
 「これは、70年代のパンクや90年代のオルタナティブロックのルーツにもなっている」


 オンエア曲

 01 ワタリ(スピッツ)
 02 Pushin' Too Hard(The Seeds)
 03 Money(That’s What I Want)(The Sonics)
 04 You’re Gonna Miss Me(The 13th Floor Elevators)
 05 Action Woman(The Litter)
 06 Summertime Blues(Blue Cheer)
 07 Kick Out the Jams(MC5)
 08 Surrender to Your Kings(The Amboy Dukes*) 
 09 白いページの中に(柴田まゆみ)
 10 醒めない(スピッツ)
 *各種配信サイトでは「Surrender to Your Kinks」と登録されていますが、原盤のまま「Surrender to Your Kings」で紹介しています。(番組HPより)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「ワタリ」(2005年、11thアルバム『スーベニア』)。
 草野「スピッツの中で、ガレージロックっぽい曲と言ったら、これかな? 違う気もするけど」
 でも「ラジオであまりかけたことがないから」と。
 (ちょっと粗削りな雰囲気が「初期衝動」の匂い? ライブではかなり盛り上がる。貴重な楽曲。ギターソロも好き)

 最初の曲は、「カリフォルニアのバンド」、The Seedsの「Pushin' Too Hard」(1966年、2ndシングル/1966年、デビューアルバム『The Seeds』/1967年、再リリース)。
 この曲は、「彼らを象徴するヒット曲」。
 (ビジュアルは、ビートルズ)
The Seeds - Pushin' Too Hard.
 曲終わりで、「チープなキーボードのサウンドもすごくいいんですけど、66年の音にしてみたら、すでにパンクな雰囲気がありますね。いかにもガレージで演奏している絵が浮かぶ」。
 結成当時、彼らは実際にメンバーの自宅のガレージで練習していたらしい。
 「お父ちゃんの車が帰ってきたら、はい、練習終わり~とかなるのかな。それとも車が入ってもまだ練習できるくらいの広さがあったのかな」と。
 (日本の普通の家庭では想像できませぬ)

 ガレージロックに関する記事を草野くんが見たのは高校生のころだが、当時はガレージロックの音源がなかなか手に入らなかった。中古レコード屋で見つけても、「メチャメチャ、プレミアがついていたりして」。
 東京に出てきてから、西新宿のマニアックなレコード屋でオムニバスのレコードを見つけて、「やっと聴くことができた」そうだ。

 次の曲は、The Sonicsの「Money(That’s What I Want)」(1965年、デビューアルバム『Here Are The Sonics』/オリジナルは1959年、バレット・ストロングの大ヒット曲)。
 ビートルズをはじめ多くのミュージシャンがカバーしている。
 カバー曲をやっているガレージロックバンドは多いそうです。

 このバンドは、昨年ギターリフの特集でも取り上げた(ココ)。
 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANTにも通じるバリバリしたサウンドがとてもかっこいいです」と。

 次は、The 13th Floor Elevatorsの「You’re Gonna Miss Me」(1966年、デビューシングル』)。
 このバンドは、「ロック好きな間では、まあまあ有名なガレージロックバンド。サウンドやレコジャケにサイケデリックな雰囲気が強い」。
 「初期のサイケデリック・カルチャーを牽引していたバンド」なんだろう、と。
 バンド名「13階行きのエレベーター」も「ちょっとやばそう」。
 バンド名だけで、「どんだけやばい音楽なんだろう」と妄想を膨らませていた草野くん。でも「普通にカッコいいロックです」。
THE 13TH FLOOR ELEVATORS Your Gonna Miss Me - Subtítulos


 メッセージコーナー。
 「電車で居眠りって、なんであんなに気持ちいいんだろう」というリスナーさん。「電車好きそうなマサムネさんは、車窓を眺めるタイプ? それとも寝ちゃうタイプ?」
 草野くん、すいている時間にはあまり乗らないので、「基本、立ってますね、吊革につかまって」。

 だから、外を見ているか、ドアの上にある液晶モニターを「ボーッと見てるかな」。
 むしろバスにはすいているときに乗ることが多いので、「バスの揺れ方で眠りの意味がわかる・・・という感じですかね」(うまいっ!)
 「・・・、いや、マジでバスの揺れ方ってゆりかごみたいに気持ちいいんで、バスではマジで寝てますね。ですから、乗り過ごしたりしますよ」と。
 (わかります。ホントに気持ちいい。車窓を眺めていて、いつの間にか寝ちゃうタイプ)


 次は、The Litterの「Action Woman」(1967年、デビューシングル/1967年、デビューアルバム『Distortions』)。
 このバンドは、「オレの中で、これぞガレージロック!というイメージのバンドですかね」。
 1967年の曲だが、「ギターの音が歪んでいて、このころからファズギターが一般的になっていったのかな」。
 ビートルズの『Revolver』やクリームの1stアルバムがリリースされたのが1966年、ジミ・ヘンドリックスのデビューが1967年なので、「このころファズがすごい流行ってたんだろうね」。
 「でも、ビートルズやクリームやジミヘンさんより、さらにラフでパンクな感じがします」と。
 (ロックを知ったときの胸の鼓動が蘇るぞ)

 次は、Blue Cheerの「Summertime Blues」(1967年、デビューシングル/オリジナルは、1958年、エディー・コクラン)。
 このバンドは、The Litterよりのちの、ハードロックやグランジにつながるサウンド。ギターがブリブリに歪んでいて、見た目もロン毛で服装もだらけた感じで、「ニルヴァーナ、先取りしてた?」な感じ。
 草野「ニルヴァーナより四半世紀前に、アメリカにはこんなバンドがいたんですね」
 (粗削りな轟音で一気に盛り上がる)
 The WhoやKODOMO BANDのカバーでも有名。これはThe Whoのライブ。
THE WHO - Summertime Blues (1975)


 メッセージコーナー。
 先日の﨑ちゃんゲストの回の「ちょっぴりタイムマシン」で話題にのぼった「笠さん」という名前(ココ)。
 草野くんの校医の先生の名前も「笠先生」だった、と。
 「それは私の祖父だったのでは?」というお便り。
 よく覚えていてくれたと、いとこの皆さんと感激したとか。その「笠先生」のひ孫にあたるリスナーさんのお子さんも「スピッツファン」だそうです。
 そのいとこの方からも、「LINEで盛り上がった」というメッセージが届いたそうです。
 (すごい!)
 草野くんが小学生低学年のころの校医の先生だったそうで、「こういう繋がりをうれしく思いました」と。

 山下達郎さんのライブに行って、グッズを購入してきたというリスナーさん。
 すてきなデザインのTシャツのほかに、達郎くんフィギュア、まりやちゃんフィギュアもあって、「自分が抱いていた達郎さんのイメージよりはるかにかわいく、正直驚きました」と。
 草野くんの友人にもファンがいて、チケットやっととれた!と楽しみにしていたのにコロナで中止になってしまったそうだ。「達郎さんのチケット、なかなか当たらないですよね」
 (スピッツもなかなか・・・ですけどね)
 このリスナーさん、スピッツのアクスタをとても楽しみにしていて、それを収納するケースまですでに用意しているそうだ。
 そして、「マサムネさんが、これは!と思うツアーグッズはありますか」と。
 葉加瀬太郎さんのライブに行ったときのこと。以前はグッズの扇子でみんなで盛り上がったそうだけど、この前はシェイカーだったそうです。「シャカシャカさせながら盛り上がる」。
 休憩時間の前にそういう曲があると葉加瀬さんが言われたので、「休憩時間に買わざるを得ないよね。でもとても質の良いシャイカーだったので、いつかスピッツのレコーディングでも使えるかもしれないから、いい買い物しちゃったなと思いました」。


 次は、MC5の「Kick Out the Jams」(1969年、デビューアルバム『Kick Out the Jams』)。
 先ほどのBlue Cheerから、「さらにパンクやヘビーメタルに繋がるようなサウンドで、ギターの歪みがファズじゃなくてオーバードライブという感じです」。
 草野「わかる人にはわかると思うんですけど、ジュルジュルジュルという歪みからギャ~ンという歪みになっている感じ。より尖がったサウンドとスピード感重視のビートをきかせてくれてます。すごく激しくて汗が飛び散ってくる感じがする」
 ジャケットがメチャメチャカッコよくて、「ロックバンドのジャケット!という感じ」と。
  


 最後の曲は、The Amboy Dukesの「Surrender to Your Kings 君に降参」(1968年、2ndアルバム『Journey to the Center of the Mind』)。
 ガレージロックのバンドマンたちは、このムーブメントが落ち着いてからはサイケデリックロックに進化した人が多かったらしい。
 そんな中で、このバンドのリードギターTed Nugentさんは、70年代には流れに乗ってハードロックのスターに(ココで紹介している)。
 The Amboy Dukesの曲は、「先ほどのMC5と雰囲気が近いが、年代的には当時センセーショナルな人気バンドだったレッド・ツェッペリンの影響を受けているのでは?」と。
 曲終わりで、「さっきツェッペリンの影響とか言ったけど、こっちのほうが(リリースが)先かもしれないですね」


 そして、特集の最後に。
 ガレージで練習できるってうらやましい。日本ではそういう家ってあんまりない。
 スピッツもリハスタジオを借りて練習していたけど、「料金が意外とかかるんだよね」。
 昔は日本でも、エレキギターのバンドはお金持ちで、フォークは庶民・・・みたいな風潮のあったらしい。「地方だと、土蔵の中で練習したりってあるのかなあ。土蔵とか蔵とか?」
 (個人的には、短めでシンプルなロックナンバーが次から次に紹介されて、とても楽しかった)

 今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、柴田まゆみさんの「白いページの中に」(1978年、デビューシングル)。
 (イントロは、「ただ春を待つ」?)
 「今日は激しい曲が多かったので、クールダウンしましょう」
 (懐かしい。力の抜けたボーカルと声がよかった。ちょっと泣けてくる)
 草野くんが小学生のころ、「ラジオからよく流れていた記憶がある」。
 柴田まゆみさんはこの1曲で引退されたが、「今世紀に入って活動再開」されているそうだ。
 この曲は草野くんの心に残っていて、「メロディーもいいけれど、気だるくて甘いんだけどどこか尖っている歌声、この声の力が大きいと思います」。
 カバーをしている人も多く、「たしかにカバーしたくなる名曲だよなあ」。


 さて来週は、ワンアーティスト特集、「JUDY AND MARYで漫遊記」。
 (えーっ。うれしい!!)

 スピッツとも、「ちょこちょこ繋がりがあったバンド」。解散してかなりたつけれど、「いまだに影響力のある人気バンド」。それを「草野の独断でセレクトしておおくりします!」
 (何を選んでくれるのか、それも興味津々で楽しみですよね)


 「草野さん、大好きな本屋さんが閉店しちゃって寂しいです」
 (ホント。街の馴染みの書店もそうだけど、昔から通っていた大型店も・・・。ネットで探すと楽だけど、実際にボーッと立っていて見つける本も貴重なのに。)


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