隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「色縛り」初回は、「緑・グリーンなバンド名」で漫遊します

2023年08月08日 18時38分13秒 | スピッツ

2023.08.06
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO





 8月1週目。
 導入の話題は、意外に「エニーロック」。
 開封した袋菓子などを保存するためにとめておく、あのプラスチックの棒状のクリップ。
 草野宅には何十本も常備されてるらしい。
 (うちにもあるけど、10個くらい? 実家の母が好きでたくさんもっていたから、それと合わせると・・・、あ、25個もあった)
 先日エニーロックをまさに使っているときに、「これ、使っていない家とかあるのかな」と思ったそうです。
 「うちは輪ゴムで止めるだけで十分ですから」とか「ジップロックのようなちゃんとした保存容器に移し替えています」とか・・・。
 「各家庭の流儀とか文化ってありますもんね」と。
 「エニーロック、ないの?」とか「えーっ、こんな便利なものがあるんだ~」などと、「コロナ禍でほかの家にお邪魔する機会がなくなってしまって、そんな妄想をしている」草野くんでした。
 (こういう不思議な探求心?が彼独自の世界観の魅力を形作っている?)


 今回のテーマは、【緑・グリーンなバンド名で漫遊記】です。
 「色縛り」というのが新しい試みです!
 白、黒、赤、青などが名前にあるバンドはたくさんあって「選ぶのが大変そう」ということで、あえて緑です。Greenが名前に入っているバンドの特集。洋楽邦楽混ぜ混ぜで。


 オンエア曲
 01 グリーン(スピッツ)
 02 Don!!(緑黄色社会)
 03 Basket Case(Green Day)
 04 どんぞこ(ミドリ)
 05 There will be love there -愛のある場所-(the brilliant green)
 06 HEART TAKER(CONDITION GREEN)
 07 ケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)
 08 Sold Out(Gang Green)
 09 横浜いれぶん(木之内みどり)
 10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「グリーン」(2016年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 バンド名じゃないけど・・・、曲名から「グリーン」!
 (爽やかでおおらかで、気持ちいいメロディーとサウンド! で、「脳内の 火焔土器♪」で、ん?と戸惑わせ、「お約束の上でだけ 楽しめる遊戯♪」や「唾吐いて♪」では、青臭さゆえの負の美しい感情を感じさせてくれる。ほ~んと、スピッツの曲って飽きないよなあ)

 最初の曲は、「ここ最近大人気の」緑黄色社会の「Don!!」(2022年、6thシングル「ミチヲユケ」/4thアルバム『pink blue』)。
 9月の「ロックロックこんにちは」に出演予定で、「メチャメチャポップなんだけど、意外と誰々風ってカテゴライズできない稀有なバンド」と。
 草野くんに言わせると、このバンドは「ヌーヴェル・キュイジーヌの不思議だけど美味しいスイーツ」。
 バンド名「緑黄色社会」には黄色も入っているから、「いつか黄色のバンドで特集するときもセレクトできるかも」。

 次の曲は、Green Dayの「Basket Case」(1994年、3rdアルバム(メジャーデビューアルバム)『Dookie』)。
 「メロディックパンクで最初にスターになったアメリカのバンド」。
 1994年、渋谷のHMVで視聴して、「これ、いいかも」とアルバムを購入したそうだ。
 第一印象は、「トイ・ドールズやディッキーズのようなポップパンクのバンド」。でも「トイ・ドールズやディッキーズほどコミカルではなく、意外とマジな人たちだった」。どちらかというと、「7 SecondsやBad Religionあたりがルーツなのかも」と。
Green Day - Father Of All… [Official Music Video]
 (バンド名に「グリーン」があるバンド・・・で、最初に浮かんだのがGreen Dayでした)

 次は、ミドリの「どんぞこ」(2010年、5thアルバム『shinsekai』)。
 ミドリは、2010年ごろ話題にのぼっていたバンド。草野くんの中では「アヴァンギャルドなイメージで、『あぶらだこ』や『0.8秒と衝撃』のカテゴリーに入れちゃってたけど、むしろ前衛的なフリージャズのカッコいいやつという要素も感じていました」。
 ボーカルの後藤まりこさんのシャウトが「すごくエモーショナルで気持ちいいです」。
 バンド名は「メンバーのおばあちゃんの名前」。
 (聴いた感じで言ってしまうと、サウンドというかアレンジがたしかにジャズっぽい・・・)
ミドリ (Midori) - あんたは誰や /live 2007


 メッセージコーナー。
 慣れないラジオ出演を引き受けてしまって緊張MAXのリスナーさんから、「どうしたら緊張を和らげることができますか?」。
 草野くんからは、「オレも苦手だったんで(よくわかるけど)、しっかり準備することだと思います」。
 こういう質問がきたらこう答える・・・とシミュレーションして、ノートに細かく箇条書きしておく、もちろん準備した質問以外のことをきかれることもあるけど、「自分はちゃんと準備した」という事実があるだけで、かなり気持ちに余裕ができるはず。
 (なるほどなあ。特別なことではないけれど、実体験の話だから説得力がある。準備、だな)


 次は、the brilliant greenの「There will be love there -愛のある場所-」(1998年、3rdシングル/1998年、1stアルバム『the brilliant green』)。

 「メチャメチャヒットしてた曲。1998年ごろ、ラジオをつけたら常に流れていた」(本当にそういう記憶がある)
 こういうオアシスっぽいサウンドのバンドは多かったけれど、「ここまでキャッチーなのはブリグリだけだったかなあ。シンプルなバンドサウンドだったので、今聴いても古くない」。
 プロデューサーは笹路さん。
 (サビのメロディーと舌足らずな川瀬さんの声が耳から離れませんでした。全体的に心地よい脱力の時間)

 次の曲は、「70年代の人気だった沖縄のロックバンド」、CONDITION GREENの「HEART TAKER」(1977年、1stアルバム『LIFE OF CHANGE』)。
 かつて、特集「沖縄ロックバンドで漫遊記」(ココ)で流れた。
 草野くんは中学生のころに後追いで聴いたそうだ。
 「CONDITION GREENのギタリストのシンキさんのギタープレイが好きで、今もたまに聴く」そうだ。
 ド派手なライブパフォーマンスでも有名で、「三段の肩車で人間タワーを作ったり」。そのタワーの一番上にシンキさんがいる画像を見たことがあって、「ライブ見たかったなあ」と。
 ボーカルのかっちゃんこと、川満勝弘さんは沖縄では有名な方で、今年亡くなった。「川満さんの歌の表現力もハンパないです」
 アナログな時代 レア映像 (rare) YouReallyGotMe1979 コンディション・グリーン
 (キンクスのカバー。シンキさん、川満さん、カッコいい!)

 次は、Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」(2023年、7th配信限定シングル)。
 テレビドラマ『日曜の夜ぐらいは』のエンディングテーマ。
 (大好きなドラマの最後に「ケセラセラ~♪」で、気分アップ!! 草野くんも見てたんですね~)
 「ひと言でいえば、友情ドラマ。最初の1話を見たときはシリアスなドラマかと思った」と。(たしかに・・・。三人の暮らしがリアルに丁寧に描かれてた)
 「ヘンに恋愛が絡むことなく・・・」(そこそこ!)
 「そんなうまくいくわけないよ」とツッコミを入れるのが野暮なくらいなめらかな脚本。
 (ココにこんな感想書いていたんだけど、「ケセラセラ」がよかったこと、一時ヘビロテだったこと書き忘れてました(笑))
 草野くん曰く、「まさに『大人のファンタジー』って感じでした」。ラジオがキーになっているドラマなので、「ラジオをやってい人間として見入ってしまいました」。
 ドラマの最後に流れるのがこの楽曲、「すごく合ってる」(本当に!)
Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」Official Music Video

 最後の曲は、Gang Greenの「Sold Out」(1984年、ボストンのインディーレーベルからの1stシングル)。
 Gang Greenは、80年代、アメリカ、ボストンのパンクバンド。
 当時のアメリカ東海岸では、自堕落な大人のバンドへのアンチとして、ストレートエッジといい、「徹底的にストイックに、アルコールや薬物は排除しつつも、そのための暴力は容認する」バンドたちのムーブメントがあった。
 Gang Greenはそのストレートエッジに対するさらなるアンチで、「オレたち、好きにやりたいんだよ」と。
 「アンチのアンチ? (本人たちに)そういう意図はなかったのかもしれないんですけど」と。
 このGang Greenは、「音がすごくかっこよくて、いい具合にルーズ」と。
 (ざらざらした感じの音が肌を刺激する)


 特集の最後に。

 グリーンリバーというバンドもあった。「これ、年末の『漏れた曲特集』で取り上げてもいいかな」と。
 バンド以外だと、「奇跡」のヒットで知られるGReeeeN、ミドリカワ書房さん、ヒップホップだとキミドリなどがある。
 (知っている曲がほとんどで、それはそれで楽しかった。こういう括りもおもしろいですね)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、木之内みどりさんの「横浜いれぶん」(1978年、11thシングル)。
 (イントロは、「353号線のうた」だ!)
 「このコーナーも、ちょっと緑なかたをセレクトして見ました」
 木之内みどりさんは、70年代後半に人気だったアイドル。「はかなげで線の細い感じ。松本零士さんの漫画に出てくる女性、メーテルとか森雪とかのイメージ」
 当時のアイドルは、元気なキャラとかかわいいキャラ設定の人が多かった中で、「ちょっと特殊な路線だったのかな?」。
 今で言うと、「乃木坂のメンバーにいてもおかしくない」。
 そして、のちに竹中直人さんと結婚。(ああ、そうだった)
 曲終わりで、「これ、名曲だな」と。


 そして来週は、「90年代のBlurで漫遊記」。
 この夏サマソニに出演するBlur。久々の来日。
 草野くん、「メチャメチャ好きなバンドだけど」、この夏はツアー中で、人込みを避けているので、「残念だけど諦めました」。
 それで、「せめてラジオで流して盛り上がろうと思います」。
(お付き合いします。草野くんの語る90年代のBlur。楽しみですね)


 「草野さん、僕のあの帽子、どこに飛んで行ってしまったんでしょうね」
 (森村誠一さんが亡くなりましたね)


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2 コメント

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2週遅れで (vampirekitten)
2023-08-17 18:06:49
録音したこの回を、先ほど聴きました。マサムネも「日曜の…」を見てたんですね~!そして私と同じく、「大人のファンタジー」という言葉を使ってくれて、嬉しくなりました。「ケセラセラ」はホントにドラマにぴったりで、気分の上がる素敵な曲だったけど、私はずっと女性ボーカルだと思い込んでてw 初めてじっくり聴いたら、サビのところのキーがどんどん高くなっていくので、女声に聞こえたのかもと…。
スピッツでドラマのテーマ曲と言えば、「優しいあの子」。朝ドラを見る習慣のない私は、慌てて一挙放送を録画して視聴。いつもなら一度聴いたら、テーマ曲はすっ飛ばすんですが、その時ばかりは口ずさみつつ、毎回聴いてました。マサムネの声は、もったいなくて飛ばせないのでw 
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「ケセラセラ」 (かけら)
2023-08-19 15:55:47
vampirekittenさん

こんにちは~。暑いですね。

『日曜の夜ぐらいは』、よかったですよね。たまにはファンタジー、大人にも必要ですよね。
最初は「賢太」も信用してなくて、騙されないで、などと思っていた私でした。長く生きていると、人を信じられなくなる??

エンディングで「ケセラセラ」が入ってくるところが好きで、ずっと「決戦・・・」って聴こえてきて、それも気持ちよくて。
実際は「ケセラセラ・・・」だったんだけど。

コメントありがとうございます。
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