隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

おもしろショット~江の島から鎌倉を歩いて

2006年10月21日 01時42分25秒 | 私のPLACE(含・旅行記、山記録)
 10月9日、連休の最終日に、江の島~鎌倉の江の電のプチ旅行を試みました。車もいいけど、の~んびり江の電に揺られるのも悪くないかも…、と思ったのですが、暖かい休日の昼下がりですからね、混んでいました(笑)。
 別に特別な穴場を知っているわけでもなく、発見したわけでもないのですが、幼い頃に海水浴で来て以来の江の島周辺の変わり様はビックリ。家族連れが主な、まったくトレンドじゃないイメージがあったのですが、ここ、変貌したんですねえ。水族館なんかもできていたし、リゾートマンション風なマンションもそびえていたし。
 父や弟とサザエのつぼ焼きを食べた古いお店はどこだったんだろう。もう面影ありませんでした。江の島に渡る橋もきれいに整備されていて、浜ではバーベキューを楽しむファミリーや若者のグループ。日差しが暑くて、ちょっと夏の雰囲気も。

●こんなものが…



 江の島神社の参道で見つけた電信柱。なんか風情があるでしょ。ああ、ここって「藤沢市江の島二丁目なんだー」って、当たり前ですけど(笑)。
 この電信柱の脇の塀の上には、「オレは江の島の主だぜ」みたいな雰囲気の白黒の老ネコがうずくまって、前方の店先で焼いていたイカを狙っていました(?)。ポスターによると、江の島にネコを捨てにくる不逞な輩が大勢いるとか。「見つけたら罰しますぞ」と。島にいるネコはほぼ全部が捨てられた子たちらしい。でも、島の人たちがエサをあげているんでしょうね(考えたら、ネコの好物があふれた島だし)、みんな丸々と太っていました。ネコのために!という募金箱もあったし。幸せなネコたちかもしれない。「おいおい、キミたち、お店の商品に手を出しちゃダメだぞ」 
 ああ、それにしてもネコはかわいい…。最近ペットのイヌ人気に完全に押され気味だけど、気ままで気位の高いわがままなネコは最高です(って、江の島レポには関係なかった)。


●お食事処が林立するなかで見つけたステキなスポット!
 島の中には昔から食事処があって、サザエやイカを焼くいい匂いがただよっていたものだけど、その類のお店が増えていました。料亭みたいな高級感あふれる店、海が見える展望の良い店、昔ながらの質素な店、子どもが喜びそうなおみやげ物屋。参道は坂道が多くて、その狭いところにへばりつくように建てられた店舗もあります。休日のせいか、どこも混んでいます。
 目をひいたメニューが「しらす丼」。店によって、600~1000円くらいの値段の開きがあるけど、ちょっと食欲をそそる。そういえばテレビで見たことがあるけど、このあたりはシラスの宝庫なんですよね。水揚げされたシラスをすぐに熱湯に通して、熱々のご飯の上にのせて食べる。うーん、よだれがでそう。
 ずっと「しらす丼」「しらす丼」と言っている私に、ツレが「食べたいの?」と聞くのですが、今回は鎌倉で食事と決めていたので断念。それでも「ああ、しらす丼」って(笑)。次回は絶対に食ってやる!!
 そんな葛藤がありつつ、江の島神社を過ぎて、恋人の鐘への分岐の脇で見つけたのが「島の茶店 あぶらや」。なんとなく江戸の情緒(知らないんだけど。笑)と現代のしゃれた感覚が共存しているような店内には、木の素材を生かしたテーブルといすが置かれていて、静かにジャズが流れている。外のまぶしい光が遮断されたような、落ち着いた涼しげな雰囲気。ここ、絶対にオススメです。
 私たちがオーダーしたのは、「黒カンアイス」(500円)と、「クリーム白玉あんみつ」(720円)。抹茶アイスが適度にさっぱりしていて美味。あんみつの黒みつも上品な甘さでした。画像は「クリーム白玉あんみつ」。



 それぞれのテーブルには民芸調のウチワがさりげなく置かれていて、暑がりの私にはうれしい心遣い。
 そうそう、あまりの天気のよさに結構汗をかいて、ついつい「ビール」ってことになって、地ビールの「湘南ビール」の赤を。フルーティーなワインのような味でした。ツレは「ビールか?」と小首をかしげていましたが(笑)。ラベルが外国のビールっぽくてステキ。



 島の先端の岩場では、大勢の人たちがお弁当を食べたり、子どもが小さな魚を見つけて歓声を上げたりしていました。光があふれ、海風がさわやかで、本当に気持ちのいい時間。江の島って、昔より確実に海がきれいになってる? 地元の人たちの努力のたまものでしょうか。
 それにしても、記憶にある江の島の先端って、崖っぷちにへばりついた細い道を歩いたんだけど、今はそういう道は排除されて、きれいな遊歩道ができていました。昔のほうが冒険のイメージもあっておもしろかったけど、でも高齢者や障害者の方はこられなかっただろうし。今は安心してみんなが遊びにこられるところになったのだなと実感しました。

●ちょっと童心にかえった瞬間
 さて帰り道で見つけたのが「射的場」。大人や、とくに小学生が楽しそうにチャレンジしていました。おじさんは子どもたちにおまけを渡したりして。パソコンゲームとは違った楽しさですねえ。
 私たちも挑戦してみたけど、案外難しい。大きな獲物を狙うと、あたっても倒れるだけで下には落ちない。欲深はダメってことです。で、おじさんは哀れに思ったのか、小さなガムを「おまけ」と言って渡してくれました。おじさん、サンキュ!



●七里ヶ浜~稲村ヶ崎を歩く
 江の島をあとにして、江ノ電に乗る。いつ乗ってもいい感じ。3年前の冬に友人と、2年前の夏に一人で乗車したことがあるけれど、すいていると地元のステキなおじさまやおばさまに会えます(笑)。別にどうってことないんだけど、趣味のいい服装で、さりげなく有名スウィーツの店の紙袋なんぞ持ってたな。
 今回は七里ヶ浜で途中下車。海沿いの道をぶらぶら歩くには快適な気候(ちょっと日焼けが気になるけど)。凪いでいる海には波ひとつなく、サーファーの皆さんも手持ちぶさた(?)な感じです。
 そんななかで、地元の家族連れでしょうか、イヌとフリスビーで遊んでいる光景が印象的でした。



 うーん、プロならもっとステキなシャッターチャンスを狙うんだろうけど。ま、雰囲気は伝わったでしょうか。猛スピードでフリスビーを追いかけて、それをくわえて戻ってくると、「また投げてよ」と催促しているかのようなイヌがかわいかったな。
 そして、有名な稲村ヶ崎。観光客に混じって、地元の人がイヌの散歩をしたり、老夫婦でベンチに座ったりしていました。サザンの音楽が聞こえてきそう?



●暗くなって鎌倉入り
  最終目的地の鎌倉に着いた頃は、そろそろ薄暗くなっていました。今回は鎌倉は夕ご飯を食べるだけですからいいんだけど。久しぶりの鎌倉ですが、いつ来ても人が多いな。
 さんざん迷ったあげく、鶴岡八幡宮前の和食とそばの店「峯本」へ。店内はもちろん和な感じで、落ち着いたフレンドリーな雰囲気(なんか、わかりにくい形容だな)。


 
 そばの美味しいお店ときいていたので、そばも楽しめる和食膳を注文。鎌倉らしく、義経・静御前・頼朝、と名付けられた膳は各3500円で手頃な値段。義経は天ぷら、静御前は刺身、頼朝はうなぎがメインでした。ちなみに私は義経、ツレは静御前。
 とくにグルメってわけではないし、なんでも「美味しいねえ」と味わえる幸福な私なので、私が「美味しいお店だったよ」とレポしても知り合いは「あ、そう?」という感じなのですが、とりあえず(とりあえずって、お店に失礼だ)うまかったです、ホントに!! 最後のデザートまで楽しめました。
 ちなみに駅前の「鎌倉ジャーマン」のロールケーキを買い、甘いものに目のない正真正銘のグルメな母に届けたのですが、後日「今まで食べたなかでいちばん美味しいロールケーキだった」と連絡あり。数か月前に六本木で買ったロールケーキ(店の名前は忘れた)を届けたときも、「今まででいちばん美味しかった」と言われたような。だから、あてにならないけど(笑)、でも美味だったことはたしかなんでしょう。
 またまた店の名前は忘れましたが(レポとしては最悪だな)、麩まんじゅうの美味しそうなお店をみつけたのですが、残念ながら「本日完売」でした。しらす丼とともに、「次回に!」ということで。

 そんな感じで一日が終わりました。あまり参考にならないレポになりましたが、悪しからず。
 では、また!

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