■「接種会場に誰も来ない」国際支援のワクチン7割返還…アフリカ
読売新聞 2021/09/25
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210925-OYT1T50040/
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8月後半、首都キンシャサの病院に設置されたワクチン会場で、防護服姿の看護師らはけだるそうにイスに腰掛けていた。
会場には英アストラゼネカ製のワクチンが用意されているが、会場を訪れる人はいない。
現場責任者のラッキー・ルカンバ氏(46)がため息をついた。
「SNSなどでアストラゼネカ製は危険という根拠のない風評が広がり、ワクチンを希望する人がいないのです」
コンゴは、エボラ出血熱、マラリア、コレラなど多くの感染症に直面する。
世界保健機関(WHO)コンゴ事務所で公衆衛生を担当するジェルベ・テンゴモ医師は「感染すれば多くの死者が出るエボラなどと異なり、新型コロナは危険性を実感しづらい部分がある」と語った。
エボラが流行した2018年にはワクチン接種希望者が殺到したという。
政府が返還したのは、ワクチンを共同購入・分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」から供給された170万回分のうち130万回分だった。
WHOによると、コンゴで9月22日までに接種を完了したのは、人口約8600万人の0・1%にも満たない3万7532人。
医療関係者の間では、深刻な接種の遅れは「ワクチンの量を確保すれば解決するというものではない」との声が出ている。
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「接種会場に誰も来ない」国際支援のワクチン7割返還…アフリカ
読売新聞 2021/09/25
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210925-OYT1T50040/
■アフリカのコロナワクチン接種率、まだ3.5%未満=アフリカCDC
英ロイター通信 2021年9月15日
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-who-africa-idJPKBN2GB0H3
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アフリカ疾病予防管理センター(CDC)のジョン・ケンガソン所長は14日の記者会見で、アフリカ大陸での新型コロナウイルスワクチン接種率がまだ3.5%未満にとどまっており、公式目標の60%にまったく及んでいないと述べた。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はこの会見で、アフリカ大陸が「世界から取り残されようとしている」と指摘。
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アフリカのコロナワクチン接種率、まだ3.5%未満=アフリカCDC
英ロイター通信 2021年9月15日
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-who-africa-idJPKBN2GB0H3
■アフリカ、接種完了3%―新型コロナ
時事通信 2021年09月26日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092500358&g=int
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日本など先進各国で新型コロナウイルスのワクチン接種完了者が増え、追加投与する「ブースター接種」の動きも進む中、アフリカをはじめ途上国では依然供給不足の状態が続いている。
世界保健機関(WHO)は接種率の高い国々に対し、ブースター接種を控えて途上国への供給を増やすよう訴えているが、ワクチン格差は拡大する一方だ。
英オックスフォード大研究者らのデータベース「アワー・ワールド・イン・データ」の23日時点の集計によると、先進7カ国(G7)はワクチン2回接種率がいずれも人口の5割を超えた。
人口比で最も高いのはカナダの約70%。イタリアと英国、フランスが60%台半ばで、日本は米国とほぼ並ぶ約56%。各国は冬を前に予防効果を高めようとブースター接種の動きを加速させており、英仏は既に開始。
米国も高齢者らを対象に計画に着手した。
一方、WHOによると、アフリカ諸国で9月中旬までに2回の接種を終えた人は5000万人で、全人口のわずか3.6%。
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ワクチン格差一層拡大 アフリカ、接種完了3%―新型コロナ
時事通信 2021年09月26日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092500358&g=int
■アフリカはワクチン実験場ではない 仏医師らの提案をWHOが非難
BBC NEWS 2020年4月7日
https://www.bbc.com/japanese/52194771
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新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐり、フランスの医師らがアフリカで治験するよう提案し、世界保健機構(WHO)などが「人種差別」だと非難している。
問題の発言があったのは、フランスの放送局LCIの番組での討論。
保健衛生の研究所インセルムの研究責任者カミーユ・ロクト氏が、欧州やオーストラリアでのワクチン治験を話題にした。
これを受け、パリ・コチン病院の集中治療の責任者ジャン=ポール・ミラ氏は、「挑発的な発言が許されるなら、こうした治験はアフリカでするべきではないだろうか? アフリカにはマスクがないし、治療も蘇生もできない」と述べた。
また、「一部のエイズ研究の実施と少し似ている。売春をしている人でいろいろ試すのは(ウイルスに)高度にさらされていて、予防もしていないと知っているからだ」と主張した。
この提案にロクト氏はうなずき、同意を表明。
「そのとおりだ。私たちもアフリカで並行して治験をすることを検討しているところだ」と述べた。
ミラ氏はこのやりとりの前に、オーストラリアや欧州の医療従事者は就業中、感染症対策の防具を使用可能だとして、治験の効果を疑問視していた。
・「植民地主義の名残」
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は記者会見で、「アフリカはいかなるワクチン開発の実験場になり得ない」と述べ、フランスの医師による発言を非難した。
テドロス氏は怒りをあらわにし、「植民地の精神性」が残っていると指摘した。
また、「21世紀に科学者のこうした発言を耳にするのは不名誉なことであり、ぞっとする。発言を最大限に非難し、そうしたことは起こらないと保証する」と述べた。
サッカーの元コートジボワール代表ディディエ・ドログバ氏は、「あまりの人種差別だ」と批判。
「アフリカの人々を人間モルモットとして扱うな! まったく腹立たしい」と述べた。
元カメルーン代表サミュエル・エトー氏は、2人の医師を「人殺し」と呼んだ。
アフリカには、新型ウイルス治療のモルモットとして人々が利用されるとの懸念が現実のものとして存在する。
コロナウイルス対策の関連施設が襲撃されており、先日もコートジボワールの最大都市アビジャンで建設中だった施設が抗議者たちによって破壊された。
今回の発言は、そうした懸念を強める結果となっている。
・アフリカでも行動制限が広がる
アフリカでは新型ウイルスの感染者が増えており、厳しい行動制限を実施する国も出てきている。
ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は、首都ナイロビを含む4大都市について、人々の出入りを3週間禁止した。
ナイジェリアの有名女優フンケ・アキンデレ氏は、ロックダウンの規制に違反してラゴスの邸宅で夫の誕生日パーティーを開いたとして、260ドル(約2万8000円)の罰金刑を科された。
パーティーには多数の国内著名人が出席していた。
アキンデレ夫妻は14日間の地域奉仕活動も命じられた。
南アフリカでは、都市封鎖の制限を破って結婚式を開いた疑いで新婚夫妻が逮捕された。
情報提供を受けた警察がクワズール・ナタール州で開催された結婚式に踏み込み、出席客50人全員と式を執り行った牧師も逮捕した。
ジンバブエ政府は、未登録のCOVID-19検査キットの売買をしないよう警告した。
同国では民間業者や薬局が認証されていない検査キットを販売している。
オバディア・モヨ保健相は国営紙ヘラルドに、検査キットは各地の当局による品質評価が必要だと述べた。
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アフリカはワクチン実験場ではない 仏医師らの提案をWHOが非難
BBC NEWS 2020年4月7日
https://www.bbc.com/japanese/52194771
■今こそ冷静に考えるべき、ワクチンと副作用の切っても切れない歴史
~実験場としての敗戦国・日本~
「GHQの影響下で1948年に制定された予防接種法は、12の対象疾病について強制予防接種制度を導入している」
週刊現代(講談社)2020.11.27
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77491?page=6
■「新型コロナワクチン」を家族に打たせてはいけない
~コロナ以上にリスクのある「人体実験」~
「遺伝子ワクチンは人間の体自身をワクチンの製造工場にしてしまう仕組みなのです」
『週刊現代』2020年10月24・31日合併号
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76502
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