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歯周病とはどのような病気か

2012-11-02 09:40:58 | 日記
歯周病には歯周組織に生じるいろいろな病気が含まれますが、そのほとんどは歯垢中の細菌によってひきおこされる炎症性疾患、すなわち歯肉炎と歯周炎よりなります。歯周炎はムシ歯(う蝕)とならんで歯がなくなる二大原因の一つとしてあげられ、とくに成人期以降では最も重要な位置を占めています。以前は、加齢とともに歯槽膿漏になって一本または一本と歯がなくなり最後は入れ歯になると考えられていましたが、膨大な疫学的調査や基礎、臨床研究の結果、歯肉炎や歯周炎を予防したり治癒させたりすることができるようになってきました。

歯肉炎、歯周炎はプラーク中の細菌からの有害物質によってひきおこされることが明らかにされ、最近では原因菌の同定も進められています。歯肉炎、歯周炎の治療には細菌の除去(プラークコントロール)とともに歯石や歯列不正、不良充填物などおもに歯垢の沈着を促進する局所的な原因の除去と全身的因子の管理が必要となります。

ここで重要なことは、歯肉炎、歯周炎の予防や治療には、歯科医院における歯科医や歯科衛生士による処置にもまして、個々の患者さん自身による日頃の管理や治療への協力が大切であるということです。そのためには正常の歯周組織がどのようになっており、病変が生じるとどのように変化するのかを理解しておくことが重要です。歯周病の検査では、器具を使って歯周ポケットの深さや出血の有無を測定し、レントゲンを撮ります。問診や噛み合わせのチェックも行われます。治療法は検査の結果を元にして行われます。

歯周病の進み具合にもよりますが、最初に必ずプラークコントロールを行います。プラークコントロールは歯周病の原因となる細菌を減らすことをいいます。これは薬を塗ったり歯磨きをすることでプラークを取り除きます。

次にスケーリング・ルートプレーニングという治療をします。これは薬を詰めたり器具を使ったりして細菌が作り出したものもなくす治療です。

その後、症状によって歯肉の炎症を少なくしたり、歯周組織にかかる圧力をコントロールする治療などが行われます。歯肉炎の症状が進むと、歯周外科手術をしたり、歯を抜くこともあります。このように段階的に治療が行われます。歯周病にかかる原因はプラーク(歯垢)が一番の原因ですが、他にも遺伝や喫煙という原因も考えられます。親の生活習慣によって作られた免疫の働きは子供へ遺伝します。喫煙者の歯周病は、喫煙しない人に比べて確率が高く、進行も早くなっています。喫煙者が歯槽膿漏や歯肉炎を治療しても治りにくいといわれているため、プラークコントロールのほかに喫煙量を減らさなければなりません。
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