HP管理人の独り言 リメイク版

管理人の趣味のブログへようこそ! 取り留めの無いネタがいつまで続くか乞うご期待!

大阪の“庶民の味”「油かす」って食べたことある?

2012年04月10日 | 日記

 「油かす」とは、大阪で昔から食されてきた郷土料理です。 牛の腸を油でじっくりと時間をかけて揚げ、余分な油分が抜けて肉の旨味が凝縮された、美味でしかも栄養価も高い食材です。 周りはカリカリと香ばしく、中はプルプルとした独特の歯ざわりが特徴です。 「油かす」は手軽に鍋料理やスープに“牛肉風味”を加えることが出来ます。 刻んでおけば牛肉の香ばしい匂いと味がたっぷりの具になります。 素材の良し悪しにも左右されますが、牛のホルモンのコクが凝縮した食材なので、細かく刻んで温かいうどんに振りかけたり、お好み焼や焼そば等の具として混ぜるなど様々な使用法があるそうです。 本来は腸から油をとった後の副産物のため、安価でしたが、5年ほど前から静かなブームを呼び、品薄状態になり、10年ほど前まで100gで200円程度だった価格も、今では500~600円にまで高騰しているそうです。 大阪の“庶民の味”の品不足を嘆く声はありますが、この美味しさが認められたのは嬉しいと言う声もあります。 ちなみに、肉好きの河内地方の人達は、これを「かす」と呼び愛好しているそうですよ。