ビールが嫌いという人の多くは、ビールが「苦い」からだそうです。 これが本場っぽい「黒ビール」となるともっと苦いのでは、なんて思いがちですが、黒ビールの方が苦味は少ないようです。 何故かと言うと、普通のビールに入っているのと同じ麦芽のほかに、黒ビールには麦芽を加熱して、糖分をカラメルに変化させた「カラメル麦芽」が使われているからです。 黒ビールは摂氏110~130度まで温度を上げてローストされたカラメル麦芽を20%も混ぜて、発酵させて作られます。 ローストによって糖化が進んで甘味が増し、苦味が和らげられます。 だから、初心者には普通のビールよりも黒ビールの方が飲みやすいというわけです。 ちなみに、中にはカラメルで色をつけただけで、ロースト麦芽を使っていない商品もあるので注意が必要ですね。