のこぎりの歯のような
杉山の端(は)に
ぼんやりと夜の帳(とばり)が降ろされ
大きなまん丸お月さまが
ほっこりと
顔を出した
まん丸お月さま
杉山の端(は)を
ぼろん ぼろんと転がっている
歩を止めると
まん丸お月さまも
ぴたり止まる
『お家へ一緒に帰ろう』
はしちゃん
まん丸お月さまを誘って
家路を急いだ
風と遊ぶのが大好きな
銀杏の花房たちが
まだ寝ないで月影の下で
はしゃいでいる
お月さまが
まん丸の夜は
みんな楽しくて
里山まで まん丸に膨らんだよ
杉山の端(は)に
ぼんやりと夜の帳(とばり)が降ろされ
大きなまん丸お月さまが
ほっこりと
顔を出した
まん丸お月さま
杉山の端(は)を
ぼろん ぼろんと転がっている
歩を止めると
まん丸お月さまも
ぴたり止まる
『お家へ一緒に帰ろう』
はしちゃん
まん丸お月さまを誘って
家路を急いだ
風と遊ぶのが大好きな
銀杏の花房たちが
まだ寝ないで月影の下で
はしゃいでいる
お月さまが
まん丸の夜は
みんな楽しくて
里山まで まん丸に膨らんだよ