梅雨晴れの蒸し暑い日
空色した紫陽花の花も
深い緑の葉っぱも
うなだれてしまった
大きな紫陽花の花の中から
コガネムシがカタツムリに言う
『君は本当は巻貝で 君の古里は海なんだよ』
蒸し暑い紫陽花村から
逃れたカタツムリは
古里の海目指し
長い旅路が始まった
のたりのたり のたりのたり
辛い旅路
カタツムリは何度思ったか
ああ 背中の家さえなければ
どんなにか身軽だろうかと
捨てられるものなら
捨てたいと
海への旅路
諦めようと思った時
紫陽花村のコガネムシの
言葉思い出す
『海は空と同じ色で広く深く
スイスイ泳げるんだよ』
コガネムシのように空を飛べない
カタツムリは
空のような色と広さ持つ
海へと向かった
のたりのたり のたりのたり
空色した紫陽花の花も
深い緑の葉っぱも
うなだれてしまった
大きな紫陽花の花の中から
コガネムシがカタツムリに言う
『君は本当は巻貝で 君の古里は海なんだよ』
蒸し暑い紫陽花村から
逃れたカタツムリは
古里の海目指し
長い旅路が始まった
のたりのたり のたりのたり
辛い旅路
カタツムリは何度思ったか
ああ 背中の家さえなければ
どんなにか身軽だろうかと
捨てられるものなら
捨てたいと
海への旅路
諦めようと思った時
紫陽花村のコガネムシの
言葉思い出す
『海は空と同じ色で広く深く
スイスイ泳げるんだよ』
コガネムシのように空を飛べない
カタツムリは
空のような色と広さ持つ
海へと向かった
のたりのたり のたりのたり