とし坊のひとりごと

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雨のお彼岸のお中日

2008年03月20日 15時26分19秒 | 田んぼ・お米・ご飯
今日 3月20日は彼岸のお中日です。おはぎをたべますが、おはぎ、ぼたもち どうちがうのでしょう。よく世間ではこしあんが「おはぎ」で、つぶあんが「ぼたもち」とか、米粒が残っているのが「おはぎ」で、完全に餅になっているのが「ぼたもち」とか、大きいのが「ぼたもち」で、小さいのが「おはぎ」とかいわれますがはたしてその違いとは何なのでしょうか。
 答えは、どうもふたつは同じ食べ物のようです。何が違うかというと、作る時期の違いが違いのようですね。
 春に咲く牡丹の時期に作るのが「ぼたもち」で、秋に咲く萩の時期に作るのが「おはぎ」のようです。
 それぞれ花の形を見立てて作られたようです。大きさも花の大きさと同様に大きいのが「ぼたもち」で、小さいのが「おはぎ」となります。なぜ牡丹に「餅」がついて、萩に「お」がつくのかの由来は『和漢三才図会』に、「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあり、牡丹餅が「ぼたもち」になり、萩を丁寧に言って「おはぎ」になったという説が一般的とされています。小豆の赤い色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると信じられ、古くから邪気を払う食べ物とされていたようです。また、お彼岸や四十九日忌に、先祖供養のためにお供えする習慣が今に伝わっています。他には、五穀豊穣への祈りと感謝として作ったという説もあります。こしあんとつぶあんの違いは、作る時期の小豆の状態で違いがあるようです。秋は小豆の収穫期ですから、とれたてのやわらかい小豆をあんこにするため、やわらかい皮も一緒につぶして使うのでつぶあんができます。春は、冬を越した小豆を使うことになりますから、皮は硬くなるので皮を除いて使うため、こしあんができます。したがって、春はこしあんの「ぼたもち」、秋はつぶあんの「おはぎ」となりますが、現在の技術によれば春秋季節の関係なくこし、つぶ両方のあんが作れますので区別ができませんね。 いづれの名前にせよ、心をこめてご先祖さまへ感謝する気持ちが大切ですね。