「開運の極意」を考察した人がいます。
江戸時代の観相家・水野南北です。
水野南北とは、「万に一つの誤りなし」とまで断言し「開運の極意」をしたためた人物です。
水野南北は、宝暦7年(1757年)に生まれ、幼少時に親と死別、10歳ごろから
酒を飲み始め、喧嘩好きで生傷が絶えず、18歳に酒代を稼ぐ為に罪を犯し、
入牢しました。
南北は牢獄の中で、娑婆の人間と囚人の間に人相の違いがあることに気づき、
人相に関心を持つようなります。
出獄後、諸国遍歴の旅に出て、散髪屋の小僧になって頭の相を3年間研究、
次に風呂屋の三助をして身体の相を3年間研究、更に火葬場の仕事しながら
死者の骨相をそれぞれ3年間研究するなどし熱心に実地で相学を研究し、
観相家としては一人前なりました。
そんな水野南北ですが、人相で判断すると、出世し長生きするという相が出ている人が、
貧乏で若死をしたり、貧乏で若死にするという相の人が、実際には出世し裕福になり長生き
するという風に、思うように当たらない事も多くあり悩んでいました。
思い悩んだすえ伊勢神宮に詣で、断食や水行など修行している時に、
ふと食べ物が大事では?と気づき、人の運、不運、寿命は、食べ物、
飲み物をつつしむかつつしまないかによって決まるという事を見出し
「人間の運は、その人の食生活の中にあり」という心理をみつけだしました。
「食はその人の運命を左右する」という悟りを開いてからは、百発百中当たらざらなしといわれ、
古今東西、類を見ない権威者となり六百人からの弟子を持つ相学の大家となりました。
自らも粗食を実践し、晩年は屋敷一丁四方、倉七棟に及ぶ財をなしたといわれています。
「開運の極意」とは、食生活のありかた、食の重要性を説いたものになるのですね。
それでは、万に一つの誤りなし「開運の極意」、とまでいった、食生活のありかたとは、どんなものか紹介します。
①人間一生の吉凶は、その人の食事の量による。恐るべきは食事の量である。
慎むべきは食事の量である。
②食事の量が少ない人は、人相が不吉な相であっても、それなりに恵まれた
人生を送り、長生きし、晩年は幸せである
③食事が常に適量を超えている者は、人相がよくても、何事も順調にいかず、
手おくればかりで生涯気苦労が絶えず、晩年は不幸せである。
④小食を厳しく定めている人は、貧乏で悪い人相でも、相応の幸せになり、長
生きし大抵不自由することなく晩年は幸せになる。
⑤大食であって、その上、量も食べる時間も決まっていない人は、問題外で
一生、運は良くならず、家庭はを壊し、病気になる。
⑥食事の量を定めていても、少しでも多かったり、少なかったりすると、収入
も多かったり少なかったりする。
食事の量を一定にして、厳重に守るのが良い。
⑦寿命が長いか、短いかを人相だけでは定めにくく、常日頃の食事の量を調べ
て占うと万人に1人の失敗もない。
⑧病気にならない良い相の人でも、若い時から毎日贅沢な食事を摂っている人
は、年をとってから胃腸の病気になる。
⑨立身出世を望むなら、毎日仕事に精をだし、一生懸命倹約をして、大食をつ
つしむことだ。
⑩厄年に、災難の相が出ていても、食事の量をつつしんで、厳重に定めている
人は、災難をまぬがれる。
⑪酒や、肉を大食いして太っている人は、一生涯、出世する事がなく晩年、不
幸せである。
⑫立身出世をしようと思うならば、食事の量を減らし、厳重に定める事。これ
が出来る人は立身出世をし、出来ない人は生涯出世の見込みがない。
⑬繁盛している家の運が尽きてつぶれそうになっても、後継ぎの人が食事を節
制する事を厳重に守れば、家運は栄える。
⑭貧乏で苦労の多い人相でも粗食に徹していれば、自然に貧しさから抜け出し
て、相応の財産が出きる。
これを自福自得という。
続いて食事と開運について具体的に説明しているものを抜き出してみます。
①命のある間はどんな人にも運がある。
朝早く起きて、毎日の仕事に精を出し、その上、食事をつつしんで怠らなけ
れば、自然に天理にかなって運は段々開けてくる。
これを開運という。
②食事をつつしんでいると、心も身体も健康で気が自然に開けてくる。
気が開けてくると運もそれにつれて開けてくる。
決して誤りはない。
まず三年つつしんでみなさい。
それでもし運が開けなかったらば、世界に神様はおられない。
以上、「水野南北 開運の極意」より抜粋
一般的に、食べ物と健康は切っても切れない関係にあるのは誰でもわかる事ですが、
財運と開運が関係していることまでイメージできないないものです。
でも考えてみれば、健康であれば、思考もポジティブになれるし行動的にもなれます。
願望実現で大切な事は、思考し、そして行動する事が大切だと言われています。
健康でなければ行動する気も起きないものです。
健康になるためには、食事を節制する(腹八分目か七分目)事。
この食事を節制する事は、食欲をコントロールする事でもあります。
人間の三大欲求は、一般的には「食欲・性欲・睡眠欲」といわれています。
「三大欲求」の順位を考えてみると、一般的に一番強い欲求は「睡眠欲」
で、次に「食欲」、最後に「性欲」の順となるといわれています。
この三大欲求ををコントロールする事は、ひとすじなわではいきませんが、特に食欲が一番難しいのではないでしょうか?
波動測定で、1万人近くに健康指導をしていたT先生が良く言っていた事は、
「人間は食欲をコントロールする事が実は一番難しい」と仰ってました。
ですから、この一番難しい食欲を制すれば、開運、財運を手にする事が出来るのです。
からだに安心・安全だけにとどまらず
「食べたらからだが元気になる」ことに
焦点を置き、家族みんなが健康に繋がる
食べ物をお届けする事を目的としています。
からだに良いものは、美味しい。