「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
飯田史彦=監修
エックハルト・トール=著
あさりみちこ=訳
本書は、エックハルト・トール氏が書いていますが、飯田史彦さんが
監修を行っています。
飯田さんといえば、私がスピリチュアルに関心を持つようになって、
最初の頃に読んだ「生きがいの創造」を書いたベストセラー作家ですが、
監修という事もされているんですね。
私が福島に住んでいるせいか、元福島大学教授という事で、なんとなく
勝手にですが親近感を抱いていました。
そんな事もあって、本書を手にいれたのかな~なんて思い出そうとしましたが、
当時、スピ界隈ではおすすめの本として、十分認知されていましたから、
誰かが書いた書評を読んで、購入したのかもしれません。
なんせ2008年に購入しましたので、中身なんて全然覚えていないのです。
改めて再読してみると、当時16年前に読んだ時は気が付かなかったことが、
当たり前のように書かれていたりして、「ああ、やっぱりそういう事なんだよね」
なんて、再認識しています。
まあ、たいがい良い本は最低10回は読め、なんて言われていますから、
時々再読すべきなんでしょうが、1回読むとなかなか手に取りにくいのも事実。
たまたまこうやって16年ぶりに、再度手に取ることになったのもなにか必然的
なものがあるのかもしれませんが。
前置きが長くなりましたが、そうだよね、そうなんだよね、って思ったところ
を抜粋してみました。
~さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる~
・自由への第一歩は、自分の思考は、「ほんとうの自分ではない」、
と気づくことからはじめます。
・思考を客観的にながめる以外にも、無心状態つくる方法
①意識を100%「いま」に集中させて、思考活動を遮断する。
②意識のすべてを「いま、この瞬間」にむけてみる。
③たんなる手段としておこなっている動作に、全意識を集中させる、
すると手段が目的そのもの変わる。
④階段をのぼりおりする時も、一歩一歩に全意識を集中させる。
・感情は、思考の状態が、からだに映し出されたものである。
・感情を観察するのは、思考を観察するのと同じくらい大切なこと。
・思考を「本当の自分」だと思い込んでいる状態は、「無意識に生きること」
と、言い換えることもできます。
・「いま、この瞬間」以外は、存在しないという事実を、心の奥からさとる
こと。
・「時間は幻だとさとること」。
・「過去と未来」に焦点を当てるほど、もっとも貴い「いま」を見失ってしま
います。
・「いま」以外には、なにも存在しない。
・必要以上に過去と未来を見ないことを、新たな習慣にしましょう。
・いまの「自分の意識」が未来を作っている。
・自分の思考と感情を観察することを習慣にしましょう。
・どうしたらネガティブ性を捨てることができますか?
捨てればいいんです。それをポン、と手放すだけです。
・心理的に「待つ」のは、やめましょう。未来を待ちわびていると気づいた
ら、すぐさまそこから脱け出し、「いま、この瞬間」にすぐはいりこみまし
ょう。
・思考を見張ると、意識は思考活動を止め、「観察する人」となります。
・からだは「大いなる存在」につながれる入口なのです。
・「大いなる存在」を認識できるようになるには、思考から意識を解放しなければなりません。
~以上、「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」より抜粋~
自分の思考と感情を観察することができますか?
恐らく、ほとんどの人は、思考にとらわれ感情的になってしまう事でしょう。
それもネガティブな出来事であればあるほど。
そうならない為のコツは、毎日、1回でも2回でも思考を観察するクセを作る事なのだと思います。
毎日のちょっとした習慣が、いざとなった時、意外に冷静に今の状況を観察できるようになるものです。
ネガティブに陥ると負のスパイラルに落ちていきます。
思考と感情を客観的に観察することが、負のスパイラルから脱出する手がかりになるでしょう。
それが簡単にできたら、苦労しないよー。
なんて言っていると、
さとりをひらくには、長い道のりになりそうです。
飯田史彦さんのこの本もおすすめです。