菜種油を選ぶポイントとしては、油を抽出する方法に着目する必要があります。
菜種油を抽出する方法は二種類あります。
【圧搾法】
専用の機械で潰して油を抽出する、昔ながらの製法の一つが圧搾法です。
原料の菜種に圧力をかけて搾る圧搾法は手間や時間がかかる上、抽出法に比べ
採れる油の量も少なくなりますが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、
油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。
採れる油の量も少なくなりますが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、
油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。
【抽出法】
ヘキサン等の化学溶剤を使用して抽出する製法です。
昔ながらの圧搾法は、手間がかかるうえ、菜種に含まれる油を全て採ることができません。
それで、大手油脂メーカー等では、輸入された原料の菜種から、油をできるだけ無駄なく
効率よく採油したいので「ヘキサン」という石油系の溶剤を使用して菜種の99%もの油を抽出します。
効率よく採油したいので「ヘキサン」という石油系の溶剤を使用して菜種の99%もの油を抽出します。
「ヘキサン」は製造過程である脱臭作業時の高温によって蒸発処理されるので、
完全に取り除かれるため安全であるとされていますが、ヘキサンとはガソリンにも含まれている成分です。
完全に取り除かれるため安全であるとされていますが、ヘキサンとはガソリンにも含まれている成分です。
人の皮膚や呼吸器などに刺激を与えたり、生殖機能や胎児にも悪影響を及ぼす恐れがあるとされる有機溶剤なのです。
さらに言うならば、刺激臭がありますので、それを取る為に脱臭作業が行われます。
その際に、薬剤のニオイとともに油のビタミンやカルシウム、マグネシウムといった
健康機能成分まで取り除かれてしまいます。
その際に、薬剤のニオイとともに油のビタミンやカルシウム、マグネシウムといった
健康機能成分まで取り除かれてしまいます。
そのうえ、脱臭作業のためには油を200℃以上の高温に加熱する必要がある為、
その時に人体に有害な「トランス脂肪酸」が発生してしまうのです。
その時に人体に有害な「トランス脂肪酸」が発生してしまうのです。
トランス脂肪酸は、がんや動脈硬化の原因ともなりうる人体に悪影響を与える物質
だということが既に認められており、摂取量を規制している国もあります。
だということが既に認められており、摂取量を規制している国もあります。
日本では特に禁止や規制はなされておらず、さらには表示義務の措置すらとられていませんので注意が必要です。
こうしたことを考え合わせても、抽出法で作られた油は、もはや自然な成分からは
かけ離れてしまっていると言えるのかもしれませんね。
かけ離れてしまっていると言えるのかもしれませんね。
裏を返せば、「もしかしたら食べてはいけないものなのかもしれません」。
一般的なスーパーなど販売されているものは、抽出法である化学溶剤を使った
製法の油がほとんどです。それでも中には、圧搾法と書かれてものもあります。
製法の油がほとんどです。それでも中には、圧搾法と書かれてものもあります。
お値段が他のものと比べると幾分、高めですができればそちらを選びたいものです。
菜種油を選ぶポイントの要点
- 日本国内で栽培された品種の菜種を使っている=遺伝子組み換えされていない原材料を使っている
- 昔ながらの圧搾法を採用している=搾油において石油系化学溶剤を使用していない事。
スーパーで売られている油は、化学溶剤は除かれ安全性の担保が取られているものなのでしょうが、
身体に安心・安全なのは、圧搾法で手間をかけて作られた油という事になります。
身体に安心・安全なのは、圧搾法で手間をかけて作られた油という事になります。
一番は、日本国産100%の菜種を使い、薪で焙煎し、手間のかかる圧搾法で絞った菜種油をおすすめしたいですね。
おすすめ菜種油 → 菜種油 320g(たねのわ搾油所)
・原料は、遺伝子組換えではない日本産「キザキノナタネ」を100%使用。
・薪釜焙煎・・・原料となる菜種を薪釜で焙煎している。
・圧搾式の搾油・・・化学薬品を一切使わず、全部絞っただけの油。
・静置・・・絞った油にはタネの殻や不純物が入っているので、これを約1週間かけて自然に沈殿。
・ろ過・・・最後に不純物が沈んだ油の上澄みだけを紙で濾して完成。
・こうして最終的にビンに詰められる量は菜種全体から28%(製品歩留り)しかとれません。
化学物質を一切使わず低温圧搾法で絞っただけの油は雑味がなくピュア。
又、菜種油は脂肪酸であるオレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸が理想的な摂取割合で入っており、
植物油のなかで最もバランスの取れた油と言えます。
植物油のなかで最もバランスの取れた油と言えます。
からだに安心・安全だけにとどまらず
「食べたらからだが元気になる」ことに
焦点を置き、家族みんなが健康に繋がる
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からだに良いものは、美味しい。