5月中旬のこと。
ANAインターコンチネンタルホテルで行われた
日本美容外科学会へ行ってきました。
諸事情あって現在、日本美容外科学会は
JSASとJSAPSの2団体があるのですが、
今回は前者。
知り合いの医師が学会長を務められたので、
ぜひにとお誘いを受けて。
美容外科…と聞くと
顔の整形手術を連想する人が大半だと思いますが、
学会ではもっと広義に、
内科や歯科、東洋医学等の他診療科、他メソッドとの連携で
副作用を抑えたり、審美面でよりクオリティの高い結果を出したり、
リスクを回避したり、という研究発表が充実。
また、「おもてなし」や職場内での女性のリーダーシップといった
実地医療以外の講義も。
これは美容鍼の実演。
鍼といえば中国が本場、というイメージがありますが
道具や技術は日本が世界のお手本に。
太さ0.2mm、ステンレス製の使い捨て鍼は、日本の発明だそう。
目頭の「清明」というツボにうつと、2回でドライアイが治る!?
目の下にうつと、クマが改善されるとか…。
面白いなあと思ったのは
中国ではなまじ「本場」なために、
やり方も「伝統」に縛られて、新しい方法を取り入れにくいのだそう。
その点、日本はアレンジが効くので、より効果的なやり方が
どんどん生まれやすい環境に。
(この点、ラーメンやカレーと同じ?)
これは、事故で歯を失った人への
再生医療を応用した再建術の症例報告。
このように、歯科や口腔外科の医師もプレゼンに参加しています。
「あれ、神奈川さん!」
-今日はまた一段と、お着物が映えますねー
ロビーで学会長からじきじきに声をかけられて。
記念に。
温厚で、業界内の人望も篤い方です。
右は、10年以上のお付き合いがあるPR会社の社長と。
この日の私は
生憎の雨模様だったので、綿麻の着物に絹咲(裂)織の八寸で。
学会ではたいてい「ランチョンセミナー」といって
お昼に開かれるコマがあり、
これは学会によりますが、共催企業からお弁当が提供されることも
よくあります。
この日もそうで
こーんなお弁当が支給。
ただし。
セミナーのお題が
「安全で効果的なフィラー注入のための顔面解剖を学ぼう」
フィラーは注入剤のことで、
美容関係でいえば
ヒアルロン酸やハイドロキシアパタイトが代表例。
で、下手に入れると動脈や神経を傷つける恐れがあるので
解剖を知っておきましょうというのがこのセミナーの目的。
というワケで、
解剖ビデオをみながら(しかも額、目、頬、唇、顎とパーツ別に!)
お弁当を食べる・・・なかなかできない体験をしました
私はたいていの解剖写真、ビデオはOKですが
(仕事と思えば。ホラー映画とかはまったくダメ)
食事しながら観たのは初めて。
後ろの方の席で良かった…と
思いました…
周囲はといえば、もちろん?
みな平然として、ゴハン食べています。
医療従事者ですものね。
こんな感じで薬剤や機器の企業ブースも
賑わっているのですが、
その中に
ベンツやリゾートマンションの会社が入っているのも
ちょっとシュールでした
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