着て行ったのは
白系の単衣の紬に、島仲由美子さんのミンサー。
しなやかでとても締め心地が良いのです。
半衿は早くも麻。鈴木紀絵さんの型絵染め。
帯周りは、薄いピンクの三分紐に、
モレッティのちょっとポップなドット柄の帯留めを。
後ろはかるた結びにしていったのですが、
時間がなくて撮れませんでした…
さて、東京ミッドタウンには
チボリという名の紫陽花が。
もう、夏は目前ですね。
打ち合わせまでの空き時間をどうしようかなと
少し迷って。
ここで開催中の「広重VIVID展」は、
弐代目 青い日記帳の管理人さんが強く薦めていたのだけど、
数年前に東海道五十三次を観たしなあ……
国立新美術館のルノワール展も
せっかくだから(しかも、この日は待ち時間なし!)と
思ったけれど、
以前、三菱一号館美術館で観ているしなあ…(展示作品は違うのでしょうけれど)
そこで
「ルノワールよりも、僕はこっちが断然おすすめ!」と
知り合いの医師が絶賛していた
MIYAKE ISSEY展、三宅一生の仕事展を観ることに。
そしたら
「あれっ、絵美さん!?」
なんと、着物友のTさんと美術館前でばったり。
すごい偶然に、びっくり!
着物友と、何かのイベントや呉服店でというのではなく、
道でばったりというのは、今までに2回あったかな。
1回は表参道の原宿寄り、もう1回は銀座三越のジョアン。
2度あることは3度あるって、ホントなんですね
というワケで、Tさんに撮っていただきました。
ランダムな風が吹き、裾がふくらんでいますが…。
------------------
さて、MIYAKE ISSEY展は、
オシャレ好きさんにはたまらない、ワクワクがいっぱい!
こんな風に、美術館の吹き抜けにも巨大なプリーツが。
私はあまり詳しくないですが、
シルクであれウールであれ、あるいは
これが洋服地に?といった自然素材etc.斬新な生地であれ、
たっぷりと使われて、
留め具などの金属製のパーツは一見してもわからず、
まるで布をくるくるとカラダに巻きつけるかのような
またはすとん!とかぶるような
スタイルの洋服がたくさん!
実際に着て歩くことはかなわねど、
一度包まれたなら、何とも言えないたおやかさとか
優しさとか、開放感が得られそう。
きゅうくつな感じがしないのですよね。
こちらは仮想オリンピックと称された
プリーツ加工のユニフォーム。
バルセロナオリンピックのときに、リトアニアの公式ユニを
手がけたそうで、
小国ゆえの限られた予算で、制作に奔走したとか…。
それに、他の各国のデザインも加えて、
◯◯レンジャーと呼びたくなるような壮観な眺め。
これはプリーツ加工の機械。
運良く、デモンストレーションを観ることができました。
機会の動きは例えるなら、機を織るよう…
一段、一段、畳の目のごとく、
ゆっくりとプレスしていくのに驚きました。
このご時世、もっとスピーディに加工する方が
効率がいいのに…!
と思って、スタッフに訊ねたところ、
プリーツを固定させるには、少しずつ熱を加えていくことが
必要だそう。
ちなみに写真手前のシャツ一枚にプリーツが施されるには
数十分はかかります。そして身幅が約半分に。
プリーツシリーズ以外にもたくさん。
藍染や絣風の柄など、着てみたいなあと思う作品もいくつか
ありました(和のテイストの作品は、なぜか男性ものばかりでしたが)。
ほかに、ドールサイズの洋服を自分でトルソーに
着せたり、たたんだりできる体験コーナーも。
「三宅一生の仕事展」で画像検索するとたくさん出てきますすので、
ご興味ある方は見てみてくださいね。
コメント一覧
神奈川絵美
朋百香
神奈川絵美
香子
最新の画像もっと見る
最近の「美術展・工芸展レポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事