決して珍しくない。
クリスマスものもそうだし、外国の風景や洋花、
ヒッタイトの壁画や、広義でいえば更紗の中にも、
洋ものと言えるものはあるだろう。
私も、「洋もの」着物はいくつかある。
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通称「渋カワ不思議ちゃん」。小糸染芸の小紋にはペイズリー柄が。
そして、記憶に新しい
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「月影のコンサート」帯は、仁平幸春さんの過去の作品から
インスピレーションを得て、新たに描いていただいたもの。
だけど。
洋のモチーフを、いちから自分で着物や帯の柄にしようと思うと、
なかなか難しい。
もう2年以上前のことになるが、
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拙ブログで2、3度名前を出している、ギタリスト野呂一生さんの
新しいギターの美しさに魅せられたことがある。
深いサファイヤのような色、安定感のあるフォルム。
音楽好きも手伝って、ぜひ帯にしたいと思っていた。
でも、-これはあくまで私個人の好みだけれど-
このままお太鼓にしたら、ギター背負っているみたいで、いやだ。
もっと抽象化、デザイン化しなくては。
…と考えているうち、もう2年も経ってしまった。
諦めてはいないけれど、未だに先へ進めない。
もう一つ、これはつい最近のこと。
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(kana2さんのブログより許可を得て転載)
少し前に、私をとりこにした
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指南くださったkana2さんの、手作りカードケース。
この英字部分に、ひとめぼれ。
洋のモチーフは数あれど、
横文字がデザインされた着物って、……なかなかないよね!
(知っているという人はぜひ教えてください)
英語でなくても、ドイツ語でもフランス語でもいいのだけど、
筆記体を裾あたりにデザインした着物なんて、どうだろう。
あるいは思い切って、こういう新聞や雑誌っぽく文字を組んで
写真やイラストを入れてもいい。
(そうするなら、帯の方がいいかな)
着物の場合は、全身に文字は変なので、あくまで部分で。
保守的な呉服業界では売りにくい、流通しにくいスタイルで
もし自分も他人も一定の評価がくだせるものができたとしたら、
なかなか痛快だ。
せっかくもらったヒント。大事に育ててみよう。
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<おまけのクイズ>
下はある番組の公開録画の様子ですが、この中に
私がばっちり映っています(後ろ姿ですが)。
さて、どこにいるでしょうか?
残念ながら、この日は着物ではありませんでした。
中央の野呂さんが弾いているのが、憧れのギター 通称SG mellow fretless。
ちなみにドラムは、私の高校時代のアイドル、神保彰さんです。
※ kana2さんのブログ「花々楽しい日」はコチラ
ハイセンスな手作り小物がたくさん
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