住まいの目の前から南北に伸びる
川沿いの遊歩道は、濃い緑にすっかりおおわれて。
朝は、早起きの特典、朝露のとまった朝顔を
愛でながら、歩きます。
鳥の声、セミの羽音、
近くの中学校から聴こえてくる
吹奏楽のアンサンブル、
野球のかけ声、
そして雨水をたっぷり抱え、
ゆったりと流れる川の深い水音。
夕方に歩けば
ときにこんな、神々しいとすら思える
風景に出合えることも。
まるで英国の画家、ジョン・コンスタブルの世界。
↓
広い空に、写真のようなリアルな雲。
いいところに越してきたな、と心から思います。
この土地も、風水を参考にして選んだのですが
きっとチビワンが、自分の寿命をわかっていて、
私が一人になっても心穏やかでいられるようにと
導いてくれた場所なのだと、思います。
前回、風水を頼りに引っ越したときには
私の半生で一番といっていいほどの幸福感を
もたらしてくれました。
今回も、何となく“恩恵”を感じ始めていて
やや後ろ向きな言い方ですが、
付き合ってはいけない人、関わりを持たない方がいい人、が
自然に離れていってくれる、そういう感覚を味わっています。
例えば、実はチビワンが危篤の際、ある編集者から(悪気はないのでしょうけれど)
傷つく言葉を投げかけられたことがありましたが、
その人はいつのまにか、辞めたのかどうなのか、担当から
外れていったし
ある案件で取材を依頼しようかな、と思っていた専門家が
実はトラブルを抱えていることが発覚し、候補から外すことができたし
実際には私は、人づきあいにおいて嫌なことなどめったになく
むしろ感謝することばかりなのですが
それでも、危険や困難を招きそうな人間関係が、
何事も起こらないうちにすーっと
遠ざかっていくような実感を得ていて
ああ、私、護られているなあ、と。
一方、じんわりと温かい新たな人間関係も、何となくつくられ始めているような
感覚もあって。
夏の声に、耳をすますとき、
自分の内なる声にも、耳を傾けているのかも知れません。
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