さて、歌舞伎座に着ていったのは…
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前日まで、雨の予報があったので
今回は「きもの 英」さんの洗える単衣を。
帯は張りのある絹にシックな型染め。
あまり出番のない、黄八丈の細い帯締めをアクセントにしました。
帯揚げも、黄八に雰囲気を合わせて黄土色と、ターコイズの染め分け。
あんまり熱を感じさせない、この時期に合った色合わせかなあと
思うのですが、いかがでしょうか。
半衿は絽のホタル。今年はこれが最初で最後かなあ。
前はこんな感じ。
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後ろはこんな感じ。
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今回も、銀座結びにしてみました。
毎度言い訳ばかりで恐縮ですが、帯が長くてお太鼓を
かなりの長さ内側へ折りこむことになり、
そのせいで羽根がうまく倒れませんでした…。
今回、失敗したなあと思ったのがお襦袢。
帯周りとけんかしない、薄い黄土色なのはいいとして
前日までとても暑かったので、ホントは夏用の麻を予定していたのです。
でも、天気予報では「気温23度。大幅に下がるでしょう」と…。
そこで、まあ歌舞伎座だし、と、麻はやめて、絹の単衣にした次第。
ところが。
家を出たとき、今にも雨が降りそうな空で
蒸し暑くてたまらない。
気温よりも、湿度の方が気になって……
この時期は、気温が低くても体感温度は高くなることもあるのを
痛感しました。
年々、暑くなるのが早まって、
お襦袢などの、見えない部分での調整にはこれからも
工夫が求められますね。