染色家 佐藤節子先生のアトリエ「あらた」で
創立記念祭の展示が開かれる。
四季を問わず、雑誌掲載品や展示会出品の品、
その他力作が並び、しかもお買い得価格。
暑い最中で、行きたくてもなかなか……
だったのだけれど、今回は観たい作品もあり、
台風が過ぎるか過ぎないかの微妙なお天気の中、
出かけていった。

着たのは能登上布のきものに、先日も締めたカヅラの帯。
半衿(先生からいただいたもの)も、帯揚げ(梅屋さんのゼブラ)も
帯締めも、先日と同じ。

比較してみました。左はレモン色に後染めした能登上布。
みなさんはどちらがお好みでしょうか。
一応、髪型も記録として……

変わりばえしませんが。
今回は、ゴムの色が目立ちましたね

さて、創立記念祭は……


他にもお客さんがいて、
アトリエ全体を撮るのは控えましたが、
先生のお好きな緑系、青系のお着物や帯がたくさん。
後ろに写っているのは確か、今発売中の着物雑誌に載っている
葡萄柄。
先生の作品はどれも、スウィートな色柄で、
ご年配の方でも、可憐に映えるものばかり。
いわゆる、「落ち着いた」「渋い」色味の閾値が高いのだ。

映りが今一つだけれど、(実物はもっと明るくクリーミィ)
こういった若草色系でも、
「40代でもいいけれど、70、80代の方がよりお似合いになる」
と、工房のスタッフさん。
夏の終わりに、眼福のひととき。
着物のオシャレが楽しくなる季節は、もう目の前です。