神奈川絵美の「えみごのみ」

梅、ほころぶ


お正月用にと、花屋の熊ゴロー兄ちゃんが選んだのは
千両に松、梅、ポンポン菊、そして珍しい紫色のトルコキキョウ。



染色家 佐藤節子先生からいただいた干支の手ぬぐい。
「ヘビは図案化しにくいから、蛇の目にしたの」
可愛い



チビワンも、12月のうちにトリミング。
目線はきていませんが、新年のご挨拶


そして私は……

予定通り、小倉貞右先生の着物と帯で、初詣。
   ※帯についてのより詳しい説明はコチラ
帯は曲がってしまいましたね…残念
帯締めは松山好成さんの、通称「一家に一本帯締め」。
(これ一本あれば、改まった席は安心
帯揚げは……


きねやさんでだいぶ前にいただいた、おめでたい柄の刺繍。
ふっくらしていて、結んだ後に着姿がぱっと華やぐ。



お寺で。
緊張感のない立ち方でスミマセン…。


さて、新春恒例の映画は……
  (昨年は「山本五十六」、一昨年は「武士の家計簿」、その前は確か釣りバカ)

正直、ストーリーは(荒唐無稽であることは承知の上でも)
何も心に残らない、という感想だが、
おもな登場人物を演じる役者はみな上手だったし、
正月早々、着物をたくさん見られたのは楽しかった。
クドカンのオネエっぽさ、要潤の軟弱さが見どころ。
この二人はそれぞれ、菅野美穂演じる綱吉公の“正室”“側室”で
小花柄の着物を着ているのですが、それがとっても似合っていました


でも…


男女逆転といい、中高年だらけの絵づらといい、
「20数年前にはありえない映画だよね……」
私をスキーに連れてって、とか、就職戦線異状なし、とか
今となっては一秒分のあらすじさえ覚えていない、
クリスマスのラブストーリーものとか

あのころは「こんなの20年後にはありえないよね……」と
思うはずもなく。

年明けから、何だか日本の世相を改めて
見せつけられたような、複雑な気持ちになってしまった。




今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
みなさまにとって、良い年になりますように……。

コメント一覧

神奈川絵美
yukikoさんへ
新年あけましておめでとうございます
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします

国立劇場の新春歌舞伎、別の方のブログで読みましたが賑やか、華やかでいいですねぇ。
きねやさんの帯揚げ、お揃いなのですね

またぜひ、歌舞伎や演劇などご一緒させてください
yukiko
絵美さま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
梅の帯、素敵ですね~ いつか拝見したいものです。
きねやさんの帯揚げ、私も同じものを今日使いました♪ 国立劇場のお芝居、音羽屋の皆さん華やかで
楽しいお芝居でした(^-^) またご一緒しましようね。
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします

>ドラマの方がまだ見応えありましたよ
そうなのですね!
確かに、エンターテイメントとしてはなかなか面白い作品とは思います(映画版)。上手く史実を組み入れていますし…。ただちょっと、ひたすらお世継ぎのためにという単調さは否めなかったかな。
最初の方の台詞で、うちの田舎の地名がいきなり出てきてびっくりしました 綱吉なんで、当然といえばそうなのですが。
神奈川絵美
とうこさんへ
新年明けましておめでとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします
いろいろな大きさの梅の花が、バランスよく配されているこの帯、シャボンのような、限りなく抽象画のような印象も受けますよね。
香子
まあ、馥郁たる香がしそうな帯ですね♪
そのうちナマで拝見したいです

ふふ「大奥」、ドラマの方がまだ見応えありましたよ。
(といいつつ映画は観てませんが)
なにより原作の漫画の方がおススメです。
今年もよろしくお願いします。
とうこ
あけましておめでとうございます。
梅の帯。梅ですが、ふわふわと夢がつまった柔らかいシャボンのようにも、クリムトの絵のようにも、、、とにかく?お着物と言い、私のツボでございます。
お正月にぴったりな、華やかさをありがとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。
神奈川絵美
straycatさんへ
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします
言われてみれば確かに、ウィーン世紀末っぽい感じも(笑)。ゼセッションの金のキャベツを思い出しました。
梅は何年も前から欲しいと思っていたので、活躍させたいです~。
straycat
絵美さま♪

今年もよろしくお願いいたします。
可愛い梅が絵美さんの笑顔に添うようにほころびましたね~。
金づかいがちょっとクリムトっぽくもあるような・・。
梅は桜より長く楽しめて、私もご縁があればと思っているものの一つです。
今年も絵美さんの着物ライフを拝見させていただくのを楽しみにしていますね。
神奈川絵美
Tomokoさんへ
明けましておめでとうございます
そうですそうです、この附下、ビタミンWのときのです(笑)。
同じ作家さんだからでしょうか、とても心地よい色の組み合わせのように思います。
今年も遊んでくださいねーよろしくお願いいたします
Tomoko
あけましておめでとうございます。
梅の帯、晴れがましいデビューですね。お着物はこないだ小倉さんのところに伺ったときの付下げですよね?同系色の帯び合わせが近年の流行りですが、私はこういう着物と帯が馴染みのいい色ながらきっぱりした合わせ方、好きですよ~。
今年もよろしくどうぞ~!
神奈川絵美
朋百香さんへ
明けましておめでとうございます
この梅の帯、締めるとさらに華やかになるような気がします。
着物は、附下なんですよー。でも小さな色紙文で、地色になじんでいるので、いかにもな感じには見えません。
いろんなシーンで活躍する、おりこうさんです
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
おめでとうございます。
おお、小倉先生の帯ときもの 新春にピッタリな
装いですね。お写真で拝見しても、この梅の帯
豪華! 色も良いですね~。
このおきものは、飛び柄小紋でしょうか?
神奈川絵美
さくらさんへ
新年、おめでとうございます
この日は時間がなくて、あまり着姿が良くなくてお恥ずかしい…たれはもっと短く、帯締めももっときちんと、と、新年早々、反省会です

でもこの梅はおっしゃる通り、元気があっていいですよね。小倉先生に感謝です
さくら
新年おめでとうございます
http://blog.goo.ne.jp/kyoto-sakuratsuki/
お正月らしい華やかな装いに、ぐぐっと惹かれました。
いつもながら絵美さんの着姿にはほれぼれします。
帯の色合いも大好きで、梅には勢いが感じられて、本当に素敵です。
今年もたくさん見せてくださいね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「着物deオフタイム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事