神奈川絵美の「えみごのみ」

新しい扉 -山本達彦 ete(夏)ライブ 2019-

前回、後ろ姿をアップしていなかったので・・・。


チームきもののお二方のお誕生会をした後、

外苑前のライブハウスへ。

ジャズワルツアレンジの「LADY」から始まった今回のデュオライブ。

「歌声がとっても良かったよね!」三人の意見が一致。
リラックスしていて迷いのない、伸びのあるヴォーカルと
ジャズ色の強いインプロビゼーションなど、”聴かせる”ピアノプレイが
とても印象に残りました。
個人的には、チック・コリア風な、
アウトしていくフレーズやヴォイシングは好み。

ギタープレイも多くて、
こうした雨の季節には特に似合うような気が。

MCも盛りだくさんで、
シティポップスの名付け親は東芝EMIの宣伝部長さんだったとか
(それなら当時、他のレコード会社が積極的にこの名称を
使うことはなかったでしょう)
カバーコーナーでは、
マイケル・フランクスやドゥービー・ブラザーズの
名曲解説があったり、
(ギターで突然、「Midnight Sun」の主旋律が飛び出し
そちらに気を取られてしまいましたが)

今回のハイライトは、作詞家 吉元由美さんをお迎えしての
ミニトークコーナー。
新曲の作詞をなさったのと、単行本を上梓されたとのことで
そのタイトル『エレガントな終活』について10分程度、
お二人で話をされました。

記憶にあまり自信がないのですが、
トークの中で覚えているのは
「終活=死の準備、ではなく、終盤にこそクライマックスがある」
「(まだできることがあるという)新しい扉を開くこと」といった
言葉。(正確ではないと思います・・・)

日本では何となく、若い方がいいみたいな価値観が根付いているように
思いますが、
これだけ高齢化している今、歳をとったからもうおとなしくして・・・
なんてことは、すでに現状に合っていない、と私も思います。

歳を重ねた人が、毅然としている姿は、美しい。

自分に置き換えれば、(新しい扉だらけ・・・)
そんな気すらします。

達彦さんは、自身の終活について、
(要るもの要らないものを明確にして)整理する、というような
こともおっしゃっていたように思いますが、
「できるだけたくさん曲を残すことが、自分にとっての終活かな」との
コメントが印象的でした。
「達彦さんは、楽曲がたくさんあるのがいいよね」
昼間のランチ時、たまたま三人でそんな話をしていたので・・・。

昨秋のアルバム発表後も、曲づくりが乗っていたようで
今回、美しいバラードが、吉元さんの作詞で披露。
詳しくは覚えていませんが、
タイトル「時の渚」が示すように、
浜辺に波が打ち寄せるようなベースのリズムが心地よく、

優しい、優しい、優しい、そして寂しい歌でした。

コメント一覧

kanagawa_emi
sogno さんへ
コメントありがとうございます。
筋肉LOVERなので背中も鍛えている、、、と言いたいところですが、最近おざなり😓
吉元さんのファンなのですね。言葉の持つ魅力、パワーについて考えさせられます。
絵美
sogno
ああ、後ろ姿もラインが素敵。背中がまあるくなくてかっこいいわ。自分ではなかなか撮れないこの角度、イイですっ♡吉元由美さん、大ファンです、本が大好き。そうですか、新しい本を・・・年を重ねて毅然とした姿、私の理想。少しでも近づきたいです。
kanagawa_emi
風子さん、コメントありがとうございます。😊
この、型染めのモノトーン帯、久し振りで、、、
小紋の柄はモーブなのでかろうじて沈みこまず
良かったかなと。
終活、かつては相続で揉めないためというのが目的だったと思うのですが、今は広がってきていますよね。
絵美
風子
涼やかな 後ろ姿ですね。
絵美さんには めずらしい モノトーン、でしょうか。
終活 この言葉 すっかり市民権を得たような。
でも その中身は人ぞれぞれ、いろいろでいいのだろうなあ、と感じています。 
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