神奈川絵美の「えみごのみ」

志ま亀どうしよう

一年の計は、元旦にあり。


着物においても、新年を迎えるたびに

  今年はこんなのを誂えたいな

などと、希望がふくらむ一方で、

  そろそろタイムリミットなのでは

と、行く末を案じるものが出てくる。


一昨年は、これだった。
   ↓

ゑり善の椿柄の小紋。
袖丈が1尺5寸なのはまあいいとして、八掛が朱色。
ブログに載せたところ、慈悲深いみなさまから
「まだ着られる、大丈夫!」とコメントをいただき、
現在もこのまま、持っている。



昨年は、この一枚。
   ↓

若奥様風な、薄ピンクの訪問着。
38歳のとき買ったにも関わらず、初めて袖を通したのが44歳…
ブログに載せたところ、このときもお優しいみなさまから
「まだまだ着られる、大丈夫!」とコメントをいただいた。



そして今年。「断捨リスト」に載ったのは…
  ・
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志ま亀の小紋。柄はお軸。
どぉーですか、みなさん!
これ、まだ着られますでしょうか???



恥ずかしいのですが、7年前のワタシ。
今までに結局、5回着たか着ないか程度。
色の強さもやや気になるが、それは羽織で分量を調節すればいいかな。
むしろ、迷いがあるのは「柄の大きさ」。
もう、年齢不相応な気がする……。
ちなみにこちらも袖丈1尺5寸。


暗い色をかけて、羽織にしちゃおうか、とも思ったが、
どうも「お軸」がアウターに貼りつくのはちょっと……。
不思議なもので、長着なら何も気にならないのだけど、
羽織ものとなると、お軸柄である“意味”が、私の中で見いだせないのだ。

アップで見ると、凝った意匠なんだけどなぁ……。


「まだ着られる!」でも
  「こうすれば長く着られる!」でも
    「いやもう、何してもアウトでしょ」でもいいので、
アドバイスいただけたら幸いです。

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
コメントありがとうございます

>たまに畳紙を開けてニンマリ
うふ、わかります~。
香子さん、私の紅型の着物覚えていらっしゃいますか?
雪の翌日、菊之丞さんの独演会に着ていったものですが、
まさに見ているだけでニンマリ系
この志ま亀も、手触りはとてもいいのですよね、ふんわり柔らかくて…。いつか再登板!という日がくるといいですが…。
神奈川絵美
Tomokoさんへ
コメントありがとうございます
おお、しっかりした水色ですか! 私、渋いブルーグレーか紫を考えていました。いよいよ八掛替えると決めたら、相談させてください~。

Tomokoさんは羽織派なのですね。あと1、2年、このまま長着で、関西旅行の可能性も探りつつ(笑)おいておき、
仕立て替えというのもいいかなあ。
どうも、何で一番外側に「お軸」?というところで、つまづくのですよね・・・外の世界(自然界)の間に壁をつくってしまうような気がして。意外と繊細なんでしょうか、私(笑)。
まあ、何年か経って、そういうことが気にならなくなれば、結構いい柄ですよね~羽織としても。
神奈川絵美
朋百香さんへ
コメントありがとうございます
確かにこの志ま亀、いわゆる森田空美好みとは対極にありますよねぇ
歳を重ねて、グレーをかけたり、思い切って紺地にしたりして(でも紺というのも若向きになる可能性高いですよね)、まだしばらく長着でGO!という線も捨てがたいですね。
神奈川絵美
りらさんへ
コメントありがとうございます
いやあの、実は、この7年前の写真をアップしたら私も
「思ったほど大柄ではないかも」と思えてきました…。
スミマセン、植木等ばりの無責任で。
あともう少し、このまま華やかめのシーンで着て、
その後とりあえず色はかけずに、羽織か道行…というプランがいいのでしょうかねぇ。
神奈川絵美
やのめさんへ
コメントありがとうございます
椿の小紋は、そのうちグレイッシュな青紫系の八掛にしようかなあ。。。と考えています。なかなか踏み切れないのですが(シーズンが終わるとけろっと忘れちゃったりして)。

>ピンクは50代で一回お休み。60代からまた似合う
そうなのですね! 髪の色や全体の雰囲気などが
関係するのでしょうか。言われてみればこの訪問着、
ピンクでも薄くてほんの少しグレーに転んでいるのですよね。まあ、橘柄が赤いので若向きですが…。60代で
着られたらステキかも!

志ま亀の小紋、やのめさんも「このままの色で羽織もの」派なのですね。ふむー、黄色い羽織や道行もいいものなのかも知れませんね。
1尺4寸、私、「シスレーの居る風景」がその袖丈です。
山本師匠がズバリ、バランスの良い丈を決めてくださいました。さすがですよね。
神奈川絵美
すずらんさんへ
コメントありがとうございます
あはは、着物界のピンクハウス…わかるような気がします。インゲボルグとか、ケイタマルヤマとか流行っていましたよね。
ある意味、突き抜けた…K点越えしちゃったよ! みたいなスタイル

道行もいいですね。でも、黄色だと心拍数上がったりしませんか?
私、洋服だとかつて、ASPESIやビブロスなどのビビッドなオレンジのJKなんかも着ていたのですが、着物はどうもまだまだ着慣れていないせいか、羽織ものは無難な色にいってしまいます。
神奈川絵美
とうこさんへ
コメントありがとうございます
黒地に梅と紅葉柄、私以前、ブログで拝見したような記憶が…(記憶違いだったらごめんなさい)
黒地だし、柄も大人っぽかったと思いますし、ぜんぜん問題なく着られると思いますよー
志ま亀、グレーをかけたら長着でまだいけるかなあ。。。
香子
ワタシも朋百香さんと同じ考えです。
非日常のパーティー着に活躍してくれると思いますよ
着物って不思議なもので、数年経て再登場なんてよくあります。
白髪になったらカワイいピンクが着られるなあなんて
ワタシなど今からワクワク楽しみにしております
(若い頃はピンクなんて手にも取らなかったのに…笑)
箪笥に入っててたまに畳紙を開けてニンマリする
そういう着物もあっていいな~なんて
Tomoko
黒い小紋は、八掛けをしっかりした水色にしてはいかがでしょ?まだイケルと思います~。
訪問着もハレのお席にはまだまだオッケーのような気が・・・。

志ま亀さんの小紋も(関西なら間違いなく)まだイケルのでは?それこそ大寄せのお茶会などにはもってこいと思いますが。
でも、自分なりのボーダーラインってありますよねえ~。自分が着られないとなったらもう周りがなんと言おうと着られません(笑)。
でなければやっぱり羽織にお直しすることをオススメします。
道中着や道行は絶対的にアウターですが、羽織は、羽織だけは他所さまのお座敷に着てあがれるものなので、防寒着でもコートとは意味合いが違いますから~。焦茶色や茄子紺など紬の上に羽織ってお出かけになるといいとおもいますよお~(ハートマーク)
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
おっしゃる意味はよ~く分かります。
もともと地味好みの私、洋服の中で悪目立ち
しないものを心がけています。
が、一方パーティーとかは「非日常」で派手でも
いいのではないか?と思います。
という訳でこれは、パーティーとかお祝い事用に
なさったら如何でしょうか?
冬は外ではコートや羽織を着ますしね。
そしていよいよの時は、やっぱり上から色を
かけるのでしょうねぇ。ここはもう師匠に相談
ですね(笑)
りら
えり善も若奥様風薄ピンクも良くお似合いで、気になさることはないと私も感じます。
特に、えり善椿は八掛のお色を柄から一色取って水色とか、薄い黄色にされたらまだまだいけるのではないでしょうか?

下のお軸柄、私には大柄とは思えませんけれど・・・・
地色と柄のお色が朱赤系なのが気になる原因なのでは?
でも、一番下のお召しになった画像を拝見すると派手には見えませんわぁ。
やのめ
志ま亀さんは独特ですね
ゑり善さんの小紋は、八掛を寒色系のものに替えられてはいかがでしょう?それで、かなり長く着られるのは?
以前きもの雑誌で、ピンクは50代で一回お休み。60代からまた似合うようになります。という記事を読んだ記憶がああります。ですが、似合う似合わないは、単に年齢で決まるものではないと思うので、帯や小物を変えて着続けてもよろしいのでは?
志ま亀さんのは、私だったら柄の大きさは気にしませんが、これも、似合う柄の大きさは人それぞれですから難しいですね。羽織になさるならこの色のままで良いのじゃないかしら?と思いますけれど。
お袖の長さですが、気になるようなら、1尺4寸になさると良いかと思います。お背がある方には3寸では少々短いのではないでしょうか。羽織やコート、襦袢との兼ね合いもありますので簡単にはいかないかと思いますし、華やか目のきものなので、このままでも良いと思いますけど・・・
すずらん
困ったちゃん
亀さんの着物は一目でそれとわかる個性がありますよね。
私は着物界のピンクハウスと呼んでます(笑)
若い頃作った志ま亀ともなると色もビビッドなものが多いし柄行きも可愛らしいので、年を経るとワードローブの中でもベストオブ困ったちゃんです。
私も絵美さんがお持ちのものと同色の菊間垣の柄のものと、黄色地に貝合わせ柄の2着、迷った末に道行にしてしまいました。
まだ道行でしたら大人し目の小紋を着たときなど、ギリギリセーフの感じです。
コート以外だと帯にするしかないかな?
とうこ
http://ameblo.jp/toukolilas/
絵美さん。私も同じような感じで黒地の梅ともみじの小紋、作ったまま着ていませーん。どうしたら・・・。
でも、絵美さんの笑顔を思い浮かべると、まだ!!と思います。特に二番目は、絵美さん似合っています。
志ま亀さんは、羽織も素敵と思いますが、色を変えるとお着物としてもまだまだいけるのでは・・・なんて、着物未熟者が勝手に想像してみました。皆さんの意見伺うのが楽しみです。
素敵なバックグラウンドですね!
神奈川絵美
RUBEさんへ
コメントありがとうございます
そうですかーまだいけますかねぇ。
とにもかくにも、着る機会をつくらないと!ですね。
この色が何となく、非日常的でして(笑)。TPOを選ぶのが悩みの種です。
RUBE
まだまだ!
まだまだ着れますよ~。絵美さんはお若いし(#^.^#)
帯を変えればグッと落ち着くのではないでしょうか。
是非着てください。
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