もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、
4月15日(金)19:30~20:00 BSプレミアムにて放映予定の
『美の壺』に、染色家 仁平幸春さんがご出演されるそうです。
仁平さんは、この方
向かって右の方です。左は山本きもの工房の山本秀司さん。
以下、仁平さんのメッセージを転載します。
---------------------------
こちらは「憧れの街、銀座」という銀座の街の特集の一部で
銀座の柳の歴史を紹介
↓
銀座の呉服屋さんの「銀座もとじ」さんで制作している
銀座の柳での染色品と染織品の紹介
↓
番組で使う柳染の帯をフォリア(注:仁平さんの工房)で制作
という流れでフォリアにお話をいただきました。
番組内でどれくらい、こちらの取材映像が
使われているのかは分かりませんが、
仁平本人と仕事の映像、制作された柳を染料に染めた
名古屋帯は確実に出るそうです。
--------------------------
ご興味ある方は、番組のサイトもチェックしてみてくださいね。
==================================================================
着物歴も10年を超えると、
更衣のルールはよほど改まった席でなければ
どんどん「自分流」にアレンジされてしまう。
まだ4月なのに、少しでも暖かくなると、もう単衣が着たいな…
というワケで。
先週末、気温が22℃まで上がった日。
とても久しぶりに、福本潮子さん作のトルファン綿に袖を通した。
帯は夏牡丹。こちらもやや早め。
全身はこんな感じ。
お襦袢も英さんの、単衣の楊柳で、
これに透け感のあるスリーシーズンコートで
体感温度はちょうど良かったです……。
国立新美術館から六本木ヒルズをのぞんで。
一雨あったけれど、まだこのとき、桜がキレイ。
でもこの日は、新美術館は通り抜けだけ……。
お目当ては
ピントが合っていませんが
サントリー美術館で17日まで開催中の、宮川香山展。
富国強兵政策の副産物として花開いた、いわゆる「超絶技巧」の申し子の一人。
どんな作風かというと……
陶芸の常識を超えた彫刻が!
技法から言えば「高浮彫」
窯元から言えば「真葛焼」。
説明せずとも、これだけの細工が施されていれば
世界的に好評を得たのは頷けるけれども、
この技法に至ったのには、実はやむにやまれぬ事情があった。
そして、これだけのアーティスティックな作品を生みだしながら、
いや、アーティスティックすぎるからこそ
コストの壁に当たり、時代の流れとともに作風が変化していく。
そのあたりのことと、
アールヌーヴォーとの共通点、さらには
時代的に宮川に遅れること約50年、「生命主義」をベースにした
板谷波山の作風との相違点などを書きたいのですが
今ちょっと、原稿の仕事が山場を迎えてしまったので、
次回以降に先送りしますね。
コメント一覧
神奈川絵美
神奈川絵美
straycat
香子
最新の画像もっと見る
最近の「着物deオフタイム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事