「最後の印象派展」@損保ジャパン興亜美術館 の
レポを載せる予定でしたが
今、原稿の追い込みで十分な時間がとれず……
なので、カクマさんにお仕立てをお願いしている「例の帯」の
続きを。
この帯です
↓

お太鼓柄はこんな風に、斜めに広めにとった柄で
問題ないのですが、
前帯が

こんなようなポイント柄。
カクマさんから問い合わせが入ったのは、先週のことでした。

とのこと。
(私は長さと硬さの参考になるよう、自分にちょうど良いと思う帯を
一本、見本として同送しています)
見本の帯は、全通だったので、ポイント柄の位置を決める参考にならず。
ご親切にもカクマさん、前柄をシミュレーションし
画像を送ってくださった。
関西巻きなら……

見本の帯と同じ長さで
こんな風にキレイに、ポイント柄がおさまるそう。
でも、
関東巻きになると

見本の帯と同じ長さだと、帯締めの結び目をはさんで
逆の位置に。
ちょっと、おさまりが悪い。
こんな風に

関西巻きと同じ位置にしたい場合は、
手先を3寸長くしないと…、とのこと。
こうしてみると、関西巻きの方が
前柄が可愛くて、私好み。
でも、関西巻き、できなくはないけれど、
時間がかかるし、あまりうまくないし…。
やはり関東巻きで、身体の左側(向かって右)に
柄が出るようにできないものか。
カクマさんからの提案は

胴回りを測っていただけますか」
できたら、手先をちょうど良い長さにしたときの、
手先から帯締めの結び目までの長さも……。
今まで、そういえば測ったこと、なかったな。
私自身も興味を持ち、カクマさんに少し待ってもらって
着物で外出する日に、測ってみた。
(それが、前回のスーツ着物に紅葉帯)
そしたら、胴回りは79.5㎝、
手先から帯締めの結び目までの長さは197㎝だった。
もっとも、もっとほっこりした紬だったらもう少し
寸法が要るかも知れないし、
帯をきつめに巻くかゆるめに巻くかでも違ってくると
思うけれど、
カクマさんに伝えたら、

参考になりました、と……。
要は、ポイント柄は
手先から柄までの長さに加え、
柄からお太鼓までの長さも関係してくるので、
単に手先だけを長くすればよい、というものではなく
できるだけ着る本人の“実寸”が知りたいそう。
というワケで、
寸法をお知らせしてから3日後にはもう

(注:いつもこんなに早いお仕立てが可能、というわけでは
ありません。お仕立ての混み具合により、空いていても1週間~10日間
程度、というのが基本だそうです)
明日には、仕立て上がった帯と対面できる予定です。
どんな風になっているかなー。
あーあ、結局、書き始めたら時間を気にせず
たくさん書いてしまった…。