では今まで私はいくつ、どういったものを誂えてきたのか。
着物を着始めてもうすぐ丸6年。
ここで一から誂えたものを振り返ってみることにしました。
なお、「一から」の意味はものによって若干違うため
それぞれ覚書程度に経緯を記しておくことにします。
【2006年】
親ばか帯
ご依頼は青山みともさんを通じて都内の染め職人さんに。
生地は塩瀬の白と指定されており、職人さんと対面で地色を決め、
写真をもとに、チビワンを描いていただいた。
地色は「紺」と決めてはいたが、色合い、ニュアンスは職人さんにお任せ。
左下の落款風のワンポイントも、職人さんのアイデア。
紅葉帯
ご依頼先は京紅型作家の澤田麻衣子さん。
私は、紅葉柄の帯が欲しいとお伝えしただけで、
澤田さんがデザイン画から起こしてくださった。
型紙を確認するなどで、2回ほど手紙でやりとりしたかな。
銀通しの滑らかな生地も、澤田さんがご提案くださった。
【2007年】
月と わんこ帯
ご依頼は銀座もとじさんを通して染色作家の仁平幸春さんへ。
愛犬たちを入れたファンタジックな帯が欲しかった。
デザインは、既存の作品をもとにアレンジを加えたもの。
とはいえ、共通しているのは月が2個ある、ということくらいで、
色も月の中の柄も違う。
犬の写真をお渡ししたが、イメージの参考程度で、
私からの注文は「犬を性格良さそうに描いてください」だけだった。
それ以外の図案、色、生地はすべて仁平さんにお任せ。
・・・この頃は、茶わんこがまだ生きていたんだなあ・・・
プラチナボーイの色無地
ご依頼先は銀座もとじさん。
白生地に、染めと洒落紋をお願いした。
もともと「藤色に」という希望はあったが、色見本がたくさんあって、
この色に落ち着くまでずいぶん迷った記憶がある。
紋は2種類のツツジを一から図案化していただいた。
着方がよくないですが、初心者だったのでご容赦を・・・。
【2008年】
アクアリウム帯
ご依頼先は澤田麻衣子さん。
これは確か、似たような色柄見本を展示会で見て気に入り、
見本通りでいいからとお願いしたが、
澤田さんがよりキュートにアレンジを加えてくださったと記憶している。
このときも生地は澤田さんにお任せ。
・・・こうして書き出してみると、当時のやりとりの様子が思い出され、
いずれもとてもワクワクする楽しい経験だったなあ、としみじみ。
さすがに色無地はあまり出番がないけれど、そのほかは
今やなくてはならない、と思えるほど活躍している。
思い入れがたくさんある分、愛情も深いのかな。
(続く)
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