「神奈川さん、今年はすごくいい年です。」
ノートを見ながら、うん、うん、と一人、にっこにこしながら「いい年、いい年」と
繰り返す彼女は、気学のスペシャリスト。
横浜某ホテルのラウンジで。
-どのくらい住みました? 一年四カ月?
それなら運気の一番のぼり調子のところを持っていったから、だいじょぶ-
「はあ……、そうですか……」
とても楽観的に聞こえるのですが、気学的に言うと、そうなるらしいです……
私、あまり“こういうこと”には傾倒しないタイプなのですが
昨年、引っ越すときに
「方角は、大事です。」と
断言する友人の紹介でご縁をいただいたこの方の
“お告げ”に従ったところ、とても充実した日々を過ごすことができたので
今回も、何はともあれ……と。
まあその、方角のお話しはこれからのことに関わるので
ここに書くのは控えますが、
九星に基づけば
「神奈川さんは、すごく良い星です。」と彼女、またまたにっこり。
何が良いかと尋ねれば
「お金には一生、困りません💛」
注)これは文字通り「困らない(程度)」という意味であり、決して裕福になる、という
意味ではないと解釈しています。
-神奈川さんは六白と七赤の、両方を持っているんです。
これ、どちらも金星なんです。ー
「はあ……、そうですか」
さらに
「六白金星の人は40歳が0歳なんです」
「へっ!?」
「40歳までは泥の中の蓮の花なんです。」
「はい!?」
-周囲になかなか理解されないなど、苦労が多いんです、40歳までは。でも過ぎるとどんどん良くなる。
理解者や感性の合う人が増えるんです。
今が伸び盛りで、60歳で成人。青春真っ盛りですよ♪-
「……(若干、おいてけぼり)……」
まあ確かに、小学4年のころ三好達治の「Enfance finie」に涙し、
高校時代にハイデガーの「Das Man」について倫理の教師に質問していた私は
理解者が少なかったかも……
それはともかく、気学の先生、
チビワンの星もみてくれて
「ワンちゃんも同じ、六白金星ですねー。表裏、ないでしょ?
……まあ、ワンちゃんはみなそういうものですけど、特にこのチビワンちゃんは」
「はい、それは合っていますね! 明朗で意思表示がハッキリ」
ですよねー、隠し事しませんよねー
なんて、微妙にシュールな、でも勇気づけられる言葉をたくさんいただき
ちょっと元気の出たワタシでしたが、
まず思ったのが、
「そうか…。 60歳で成人式…。 振袖着ないと」
……。
7年後、
パンドラの箱が開くかも知れません。
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