![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/9d/f2535988de90ed49dc62d17afe710e16.jpg)
黒のセットアップで出かけた先は
(後ろのコードが見苦しくてスミマセン)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/3d/43a0f858d5eb62ff49b4e935d6b11575.jpg)
国内指折りの音響施設を誇る
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール。
実は山本達彦さんのバースディコンサートが
3月1日に予定されていたものの、
新型コロナウイルスの影響で、直前になり延期。
その振替が7月中旬に開催されました。
とはいえ、ご存知の通り通常にはないガイドライン下の開催で
建物入り口から直にホールには行けず、
別室にて名前や席番号を書いたり、検温したり、
消毒したり……
そして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a3/83a6bcc57b2f3d757fd53e41b0273d29.jpg)
隣り合う席の間にはすべて透明なパーテーション。
これを、終演後にすべて消毒するのかと思うだけで
気が遠くなりそうです。
客数も、定員の50%という制限があり、
早々にsold out扱いにして、椅子の席番号を張り替え
2m程度の「ディスタンス」が保てるように。
ちょっと、ピリピリせざるを得ませんでした。
ステージは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/2a/4e83a07e566b73d5b16ee8441d16b9b7.png)
屋根を閉じたグランドピアノが中央に
バックが横並びで一人ひとりの間に透明パーテーション。
アンサンブルでは、屋根を全部閉じるのはふつうなのかもしれませんが
このご時勢なのでつい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_left.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_right.gif)
妙なことが気になってしまいました。
個人的な好みとしては、屋根は少しでも開いている方が美しいなあとは
思います。
ただ、やはりさすがのシンフォニーヒルズ。
音響がとても良くて、特に、音の分離が素晴らしく、
バランスも申し分なく、聴きやすかったです。
というわけで、
こちらの模様は配信もされたし、ダイジェスト版が
英語タイトルもつけられてYoutubeにあげられているので、
個人的な感想(わかる人にしかわからないような、ですが)に
とどめておきますが
選曲は、好きな歌がたくさん散りばめられていて
特にバンドのオープニング「Natural」はとても高揚感を誘う
力強さが印象的でした。おそらくライブでは、私は初めてではないかな。
今回、バックサポート一人ひとり、職人技が光っていて
特に配信で(俯瞰だけでなく寄りもあるので)楽しめました。
ギターの福原将宜さんは、私の勝手な印象では
ザ・フュージョンギタリストで、
そんなにギターの位置が高いわけでも、フレーズや音が
酷似しているわけでもないのに、
途中、90年代初頭の野呂一生さんがオーバーラップするポーズがあり
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/dc/80df60f01f8b5323b82eb46225c5da01.jpg)
思わず、手をたたいて喜んでしまいました(良い意味です)。
そういえばジャパニーズ・フュージョンってどうなったんだろう・・・。
ベースの海老沼崇史さんも、お若いのに
やや80年代テイストの、4弦ベースのスラップが恰好良かったです。
ドラムスの鶴谷智生さんは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_left.gif)
言うんだなあ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_right.gif)
合間に入る短いロール一つ、地味に刻むハイハット一つとっても
粒がそろっていて、音響の良さもあってとても心地良かったです。
サックス、フルート、フリューゲルホルン他の本田雅人さんは
今回もフロントマンばりの大活躍で
派手なところは全部持っていった印象。
いつも思うのですが
ソプラノはB♭、アルトはE♭、フルートはたぶんCと
それぞれキーが違うので、瞬時に譜面を読み替えているのが
すごいなあと(プロに対して失礼なのかもですが・・・)。
福原さんとのかけあいが、楽しかったです。
コーラスの藤岡友香さんは
私の中では昭和40年代くらいの
(アイドルブーム前の)上手な歌手の声の持ち主で
特に(私の好きな)「Le Mistral」の歌が終わった直後の
サックスと被るコーラスが魅力的でした。
あのコーラスがあるのとないのとでは
ぜんぜん、ムードが違ってくると思います。
キーボードの坂本昌之さんは、今回はあまり
前に出てこなかったようですが、
エレピの音づくりがやはり80年代で、その時代のサウンドを
意識してまとめていらっしゃるような印象を受けました。
いろいろ制限があっただろう中で、とても上質で楽しめる
演奏と
配信の撮影(曲を良く知った上でのカメラワークであることが
うかがえました)は、これからの時代の一つのトライアル、
モデルケースになったのではないかなあと思っています。