神奈川絵美の「えみごのみ」

書籍でたどる、夏じたく

今から7,8年前になるでしょうか。
立て続けに、きもの関係の媒体から取材を受けて、
そのお礼を兼ねてと、書籍をいただいたことがあります。


こちらは竺仙さんの浴衣読本。
柄の紹介だけでなく、こうして「型紙」「染」「仕立て」
各分野で活躍している職人さん、工房さんや技の一部もご紹介。
型紙の精緻さに、言葉をのみこみます。

前にも書いたと思いますが、型紙を彫る彫刻刀の作り手が
もういないとのこと……
確か、お能の面を3Dプリンターで再現する動きがあると
聞いたことがありますが
こうした型紙も現代の技術で残せないものでしょうか。


右端の、蛍柄は幻想的で素敵ですね。
全身がこの柄だとかなり粋なのかな。


こちらも大人な柄行き。

ここからは

池田重子さんの夏コレクションの本。
個性的なきものは縦絽に絞り染めだそう。
帯は友禅の紫陽花に刺繍の蝶という手のこんだもの。


こちらのきものは壺垂れといって、
焼き物に釉薬をかけた様子を染であらわしているそう。
個性的ですが、夏ならではの色柄。
帯は刺繍のカモメでこれまた大胆。


虎絣、と呼ばれる今ではほとんど知られない
斑模様の絣。写真ではそうと見えませんが大島紬だそう。
帯は藤布。

改めてページをめくると、夏野菜の小物や帯、
鉄板の?金魚や千鳥、そして蜘蛛の糸など、
これを着て街を出歩くのは難しそうだけれど
一度袖を通してみたい、と思うような色柄がたくさん。
夏きものはやはりオシャレですね。

コメント一覧

kanagawa_emi
香子さん、こんにちは!
見るのと着るのとでは違うのかもですが、
でもなんだかワクワクしますよねぇ。
ホント、状況がもう少し良くなったら、
人口密度の比較的低そうなスポットで~ 笑
香子
わりと無地系が好きなのですが
こういうアンティークな模様いいですよねえ。
夏着物でお茶でもしに行きたいですねえ (^-^)b
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