立て続けに、きもの関係の媒体から取材を受けて、
そのお礼を兼ねてと、書籍をいただいたことがあります。
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こちらは竺仙さんの浴衣読本。
柄の紹介だけでなく、こうして「型紙」「染」「仕立て」
各分野で活躍している職人さん、工房さんや技の一部もご紹介。
型紙の精緻さに、言葉をのみこみます。
前にも書いたと思いますが、型紙を彫る彫刻刀の作り手が
もういないとのこと……
確か、お能の面を3Dプリンターで再現する動きがあると
聞いたことがありますが
こうした型紙も現代の技術で残せないものでしょうか。
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右端の、蛍柄は幻想的で素敵ですね。
全身がこの柄だとかなり粋なのかな。
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こちらも大人な柄行き。
ここからは
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池田重子さんの夏コレクションの本。
個性的なきものは縦絽に絞り染めだそう。
帯は友禅の紫陽花に刺繍の蝶という手のこんだもの。
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こちらのきものは壺垂れといって、
焼き物に釉薬をかけた様子を染であらわしているそう。
個性的ですが、夏ならではの色柄。
帯は刺繍のカモメでこれまた大胆。
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虎絣、と呼ばれる今ではほとんど知られない
斑模様の絣。写真ではそうと見えませんが大島紬だそう。
帯は藤布。
改めてページをめくると、夏野菜の小物や帯、
鉄板の?金魚や千鳥、そして蜘蛛の糸など、
これを着て街を出歩くのは難しそうだけれど
一度袖を通してみたい、と思うような色柄がたくさん。
夏きものはやはりオシャレですね。