だから姐さんじゃないの、と彼女は言う。
でも、いつもいろんなことを教えてくださって
しゃきっと聡明でいらっしゃるKさんは、
私にとって間違いなく、頼り甲斐のある姐さん。
そんなK姐さんと、実に3年ぶりのランチデート
うふふ、嬉しいな。
場所は銀座三丁目のシーフードレストラン「Kazan」。
こちらも3年ぶりくらいかも……。
世界最高と呼ばれる
ニューカレドニアの「天使の海老」のフライや
鮪のレア焼きなど、柔らかくて味わいも深いお料理を前に
話も弾んで。
布フェチを通り越して、糸フェチを自認するK姐さん。
この日の装いも……
天蚕のお着物。ナチュラルな優しいグリーンは天蚕独特ですよね。
四つ葉のクローバーの洒落紋も可愛くて。
帯は、芹澤介氏に師事したこともある型絵染め作家
立花長子さんの作品。
黄八、黒八、結城縮にお召し、
興味をそそる織の話は、私を物欲の世界へといざなう
食事後に、一緒に観に行った人間国宝展@和光でも
「小宮康孝さんと、藍田正雄さんの江戸小紋の違い」とか
「佐々木苑子さんの作品の特長」とか
「北村武資さんの帯、最初の一本はこんな帯がいい」とか
マニアックな話題に、ときめく私も私(笑)
人脈も広くて、えっ?と驚くつながりが
いくつもあって、
着物だけではない、物事の考え方や姿勢も、こうでありたい、と
思わせてくれるK姐さん。
次は3年後、といわず、遠くないうちにお会いしたいなあ…
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この日は雨の予報が出ていたので、
満を持して、芽柳@きもの英 デビュー
帯は、きぬたやさんの総絞りにしてみました。
帯締めは平井くみひもさん、帯留めは先日買ったばかりの清水焼。
桜はもう、咲いてしまったから、
帯揚げに桜の絞りと
この、桜色のスリーシーズンコートで名残を。
「茶色といっても紫がかっているし、似合っているわよ!」
K姐さんにそう言っていただけて、嬉しくて。
(ただ、思ったより「はんなり」ではなく、シャープなイメージですね)
この芽柳の着物、木村孝先生のお見立てであることは
以前、書いたけれど、
実はお仕立ての相談のとき、
「絵美さん、目に見えて痩せてしまったんです。寸法はどうでしょう?」と
英の若女将さんが、気を回してくださって。
私は自分のことなのに、すっかり忘れていた。
そしたら先生、寸法表と私を交互に見ながら
そうねえ、ここは3分控え、こっちは2分控えで、とテキパキ。
だからこの芽柳、表地も八掛も、
サイズまでもが先生のお見立て。
仕立て上がりのサイズ、ぴったりでした……。
(ぴったりすぎて、太れないかも)
改めて、素晴らしいなあ……。
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