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神奈川絵美の「えみごのみ」

結局、私にとっての“特別”とは

少し前に

着物のたとう紙をほとんど外してしまったものの
“特別な着物”はそうもいかず、入れたまま……という話を書きました。

仕分けの最中はあまり考えこんだりせず、
直感で「これは外す、これは入れたまま保管」と分けていたのですが
一通り終わった今、
どんな着物が私にとって“特別”なのか、
たとう紙を外さない、と判断した着物の写真を撮っておきました。

以降、編集の時間がとれないため、大きいまま載せてしまいますが……

まずは小紋。

野口の小花模様。
花はかわいらしいのですが、地色が地味なのでかなり高齢になっても
着られる…はず。

そして

私の宝物。佐藤節子先生の「弥生六分咲き」。

こちらは

小紋と思いきや、一方付けで格高の城間栄順さん。

色無地は……

これは映りが悪く残念。
プラチナボーイの藤色です。

こちらも

本来の色は出ていません。母の形見の緑色の色無地。

そして

付け下げになりますが、こちらも宝物。人間国宝 小宮康助さん。


たたみ皺がついていてすみません。大羊居です。


福田喜重さんの箔の着物。

紬はといえば

こちらももちろん、大事な宝物。吉田美保子さんのシスレー。

そして

浦野理一さん。

浦野さんはこのほかに、型絵染の着物もあるはずなのですが、
どこにしまったかな…。

そして志ま亀も、特徴のあるたとう紙を捨てられず。
この2枚は、写真を撮りそびれてしまいました。

意外にも訪問着は、すべてたとう紙を外してしまったみたい。
(まあ、そんなに枚数持っていませんが)

改めて、これらの着物を眺めていると
今年はこのような状況で残念だったなあという思いがつのるばかり。
来年以降はたくさん着たいなあ、そういう状況になっているといいなあ。

コメント一覧

kanagawa_emi
K@ブラックジャックさん、そうだったのですね!
小宮さんの江戸小紋で会ったことなかったっけ。
今度、機会あれば^^
K@ブラックジャック
あー名前が空欄だったーーー( ゜Д゜;)!
すいません。↑の書き込み私です・・・。
kanagawa_emi
こんにちは^^ コメントありがとうございます!
小宮康助さんの江戸小紋は袷です。
写真、ちっちゃいのですが下のURLに全身像が載っています。
https://blog.goo.ne.jp/kanagawa_emi/e/393868cf6dd0adb78cdb67bcef19b9c6
こちらは、裾が切れていますが…
https://blog.goo.ne.jp/kanagawa_emi/e/136f0e99777ba9c926ec5a0a344e25c6
梅の帯と合わせて、2月に着ることが多いです^^
Unknown
小宮康助さんの鮫の江戸小紋の付け下げを全体像で見てみたい!
袷なのかな?袷の季節に次に会えたら是非着て来てほしいです。
kanagawa_emi
朋百香さん、こんにちは!
浦野さんの紬は昨夏入手しまして、3回くらい着たかな…
またお着物でお会いしたいですね。
>これはまだ着られるか?
あははー私も何度か、そう思う時期がありましたが、
年齢的に無理という理由で処分(譲るなり)した着物は
一枚もないような気が^^;
帯を替えればまだまだ~と楽観的でいます。
朋百香
絵美さま
浦野さんのお着物、初めて拝見するような・・・
たとう紙外し、なかなか出来そうにありません。
それより今の状態で箪笥にいっぱいなので、もうこれ以上は
買わない。と言う選択が正しいかも。(年齢的にも)
私の場合、たとう紙外しよりも、これはまだ着られるか?で
悩みそう(笑)
kanagawa_emi
風子さん、こんにちは!
写真、もっと丁寧に撮れば良かったのですが、
ばたばたしていて…^^:

そうそう、悩み出すと進まないんですよね~着物の整理って。
ホント、来年はいろいろなイベントに行けたら、と
願っています。
kanagawa_emi
Medalogさん、コメントありがとうございます^^
訪問着はもともと出番が少ないのと、礼装の機会が今後もほぼゼロなので
そんなに“がんばった”手持ちがなくて^^;
お身内の結婚式など、改まった席へ着ていくような訪問着でしたら
たとう紙に入れて保管、がいいのでしょうね。
いずれにしても、たとう紙は劣化していきますので、
どこかで一度、総とっかえなり、外すなり、する方がいいのだろうなあと
今回の作業を経て思いました。
風子
それぞれ美しいですね、写真からも伝わってきます。
私も似たようなことしていて たとう紙 はずしにかかっていますが、う~ん と 途中で悩んで もとのまましまってしまったり 笑

それなりの柔らかもの は 茶会か お能用なので 今年は
さっぱり出番がありません。
こういうことも起こるのですね。
ほんと 書かれているように 来年は、ですね。
Medalog
たとう紙を外すか残すかで自分にとっての「特別」が炙り出されるのは面白いです。
また、私ならたとう紙を外すのは小紋か紬までかな?と想像してみたのですが、絵美さんは訪問着のたとう紙も外したとのことで、私も実際に着物を広げて、改めてそれぞれの着物と向き合ってみたくなりました。
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