一昨年から器に惹かれている私。
お気に入り作家の一人、中尾万作さんの展示が原宿であると知り
“いつものメンバー”をお誘いした。
いつものメンバーとは……
器&着物LOVEなキモトモTさんとMさん。
Tさんは、今年仕立て上がったばかりの結城縮に
国画会作家、岡本隆志さんの型絵染めの帯。
Mさんは、写真には上手く映らなかったが、透明感のあるグレイッシュブルー地に
白でさまざまなパターンの花織がちりばめられた清楚な訪問着。
岡本さんの柄は、とても可愛くどこか懐かしさも。
この日の私は……
松尾鏡子さんのロートン織の着物に、
川平織の帯。
帯揚げは「時代布 池田」でいただいた紅型のハギレ。
帯締めは道明のもの。
後ろはこんな感じ。
今回のこだわりどころは、季節をかなり先取りした
桜柄の襦袢。
表がおとなしめの分、はっとするアクセントが欲しかったので……
(もっとも、この着物の黄色が“おとなしい”かどうかは
人それぞれだと思いますが)
そして足元は、銀ねず。
この日、雨が上がってよかった
そしたら何と、Tさんはカラス、Mさんは畳表の草履で
3色揃いぶみ(?)
微妙な色味の違い、判るでしょうか……。
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さて、外苑前・キラー通りの、美味しくてボリュームも十分な
イタリアンでランチをとり、
表参道方面へそぞろ歩き。
中尾万作さんの個展が開かれている「うつわ 一客」の扉を開けたら、
「あれ、どうしたの今日は? どこかで着物の集まり?」
見知らぬ男性がフランクな口調で声をかけてきた。
まるで、古くからの友達のように。
とっさに「いえいえ、ここへ来るために着物を着たんですよ」と
返したら、口元が少しほころんだ。
その人が、中尾万作さんご本人だった。
何と中尾さん、陶器の世界に入る前は着物好きなら誰でも名前を知っている
ブランドで、友禅の下絵を描いていたことがあるそう。
「それで、桜や椿や松なんかの、花や樹木の絵が作品にも…」
拙ブログでも以前、求めた小皿の柄を着物に見立て遊んだことがあったが、
それがとっても着物らしく見えたのも、そうしたご経歴ならなるほど納得。
料理が美味しそうに引き立つと評判の、
作品の数々。
この日いただいてきたのは……、長くなってしまったので次回アップします。
※ 拙ブログの「万作さん」シリーズはコチラ 1 2
※ Tさんのお仕立て記録「いってらっしゃい、結城ちゃん」はコチラ
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