なす紺の結城を用意していたが、
朝からぽかぽか、好い天気。
13℃まで上がるそうだと聞き、
それなら、と慌てて大島を引っ張り出した。
帯は予定通り、ルバース・ミヤヒラ吟子さんの花織で。
帯締めは「くのや」さんで最後にいただいたもの。
もっと年齢を重ねてからかな、と思っていたが、意外と出番が多い。
後ろはこんな感じ。
仕事のシーンにさらっと、嫌味のないコーデだと思っている。
私は真冬に大島はまず着ない。
ひんやりした肌触りが、ぬくもりと潤いを奪うから。
裏を返せば、この時期の大島=春の訪れ。
季節の移ろいに先陣を切るのが、このさらりとした南の布だ。
さて、無事打ち合わせが済んで青山一丁目へ。
雨ゴートが仕立てあがったという連絡をいただき、
「青山 八木」さんを訪れた。
できたてのコート。
軽くてごわつかず、着ていることすら忘れそう。
「うん、いいですね」店主と互いに言い合って、上から下まで眺め
…… 一瞬、沈黙が走った ……
「あれ、、、短いですね」
確かに、下の着物が少し出てしまう。
仮縫いしたのに…、店主は申し訳なさそうにしていたが、
そんな気持ちをよそに、このとき私が考えていたのは
…… 私、もしかして背が伸びたのかも
筋トレのおかげで……
まあ、それは冗談だけど、
ともかくすぐに直すとのことで、来週、自宅に送っていただけることに。
このコートを発注したのは真冬。
仮縫いが上がったときもまだ寒かった。
そして今、仕立て上がったのを待ち構えていたように
春の日差しが降り注ぐ。
大島に続けと、春から先の布たちが目を覚ます。
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