神奈川絵美の「えみごのみ」

秋の半衿

先日の文楽、もしお天気が良かったら下の一揃いを着ていこうと
準備していた。

板締めの藍染小紋に、柿渋染めの諸紙布の帯。
柳色の三分紐に、祖母の形見の帯留めをあしらって。

先週着た「志野焼コーデ」に比べ、
また少し、“秋度”がアップしたかな?

(右端は過去の画像なので、上のコーデと若干違います)

ちなみに、半衿は下の柄を予定していた。

京都のゑり正さんでいただいた、軽めの花柄。
あまり主張が強くなくて、春のコーデにも合うおりこうさんだ。

秋に使うことの多い半衿は他にも……

リサイクルショップで見つけた、ろうけつ染めの端切れとか、


池田重子さんのお店で、他のものを買ったときに
おまけでいただいた、臙脂の鮫小紋とか(皺っぽくてスミマセン)、
petacoさん(和キッチュ)でいただいた刺繍半衿がある。


秋が来る度に書いているので、ああまたか、と思われるかも知れませんが、
私は四季に分類されたカラーの中では、秋色がイチバン似合わない。
(似合う順に、春→冬→夏→秋 だったかな)
あまり分量が多くなると、全体的に重く見えるし、
何より自分の気分が、上がらない。

なので、あまり色味に頼らず秋のニュアンスが出せる小物や、
秋色にしても少ない面積で、季節の雰囲気を楽しめたらいいなあと思っている。
そういう意味で半衿は、まあ、真っ白というのも寒々しいこともあるし、
私は色柄半衿に抵抗はないので、秋のコーデにおおいに役立つアイテムなのだ。

みなさんは、秋色、好きですか?
色柄半衿、利用していますか?

コメント一覧

神奈川絵美
Miwakoさんへ
こんにちは
リンク先、とーっても参考になりますし、
見ていて楽しいですね。
私も数年前、吉岡先生の講義を聴き、そのときの
テーマはかさねではなかったのですが、
奈良から平安の色の再現について、とても興味深い
内容でした。

今回の藍染小紋は、偶然、秋の初めの「白+縹」に
似ていて、嬉しくなりました
秋冬の白の活用法、探ってみたいと思います。
名和和子さんのご著書の紹介も、ありがとうございました
Miwako
季節と色
7,8年ほど前でしたが、当地に吉岡幸雄さんがいらっしゃり、日本の色、平安時代の色かさねについてお話されました。平清盛(大河)でも、女性陣の衣装が、それぞれの個性を色の組み合わせだけで表現していて、見事でしたね。
私もある頃から、色無地が大好きになって、色で遊ぶコーデが好きです。

こちらのリストによると、秋の色には、白を表にした「氷襲」も多々あり、白も秋冬いけるようです。
http://www.kariginu.jp/kikata/kasane-irome.htm
私も、絵美さんにはすっきりとした白襟がお似合いのように思います。

名和和子さんの「きもの遊び」が手元にありますが、この方は色半襟がお好きだったようで、写真で紹介されているさまざまなお着物の大半は、色襟を合わせています。モデルは50歳代?渋めの濃い色の半襟が多い。ご参考まで。
神奈川絵美
はつきさんへ
こんにちは
いえいえ、そんなに気を配るというほどでもなく
手持ちが多いわけでもないのですが、
着物歴が長くなるとだんだん、プレーンな白が
物足らなくなってくるような感覚はあります(笑)。
付け替えは確かに時間をとられますが(かつ、私は不器用で仕上がりが美しいわけでもない)、
なぜか、付けている時間って好きなんですよね…。
はつき
襟無精…
半衿にも気を配られていて素晴らしですね…わつぃは着物を着始めた当初こそ、詩集やら柄物やら、半衿に凝ってみましたが、そのうちに付け替えるのが面倒になり、今は白襟一本やり。絵美さんの様子を拝見して、反省しました。
神奈川絵美
朋百香さんへ
こんにちは
帯留め、褒めてくださってありがとうございます

白の“白さ具合”(?)は、着る人の肌のトーンによっても
違うのでは、と思っています。
朋百香さん、どちらかといえば青み系ではないでしょうか。アクセサリーはゴールド色よりシルバー色の方がお似合いになるとか…であれば、半衿の白みが強くてもしっくりくるように思います。
一方、草木染も優しい雰囲気でいいですよねー。
いろいろ試してみたくなりますよね。
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
なるほど、絵美さんとセージグリーンさんのやり取りからすると私の年齢では、真っ白はNGなのかも(笑)
あとやっぱり季節がありますよね。
秋は暖系にころんだ方が、シックリくるのでしょう。
無地が好きなのですが、そろそろ色の事も考えなければ・・・。白の半衿、タマネギで染めてみようかな。
お祖母様の菊の帯留め、この季節にピッタリ。
神奈川絵美
セージグリーンさんへ
コメントありがとうございます
>今読み返しましたら
いえいえ~わざわざ却って恐縮です。

>絶対に捨てちゃダメ
あ、私もどこかで大久保さんのこのアドバイス、
読んだことがあります。
私は肌の色がイエローベースなので、
気持ち生成りがしっくりくるみたいです~
セージグリーン
入力ミス
パソコンの反応がどうもおかしく、
今読み返しましたら、沢山力ミスが多々あり、
大変失礼しました。

>真っ白よりはすこーし生成りとか、
わからないほどの極薄ピンク

真っ白は20代のものと大久保信子さんも仰いますね。黄ばんできた半襟は、絶対に捨てちゃダメよって。
生成りやうっすらベージュ、極薄ピンクやグレイなどは、むしろ着物の地色と肌の色の仲を取り持ってくれますね。
神奈川絵美
セージグリーンさんへ
こんにちは
いえいえぜんぜん知的ではないのですが、
確かに散漫になりやすいリスクはありますよね。
上のコメントで香子さんがおっしゃっていますが、
私も、真っ白よりはすこーし生成りとか、
わからないほどの極薄ピンクとかの出番が多いようにも
思います。

>顔と遠い帯回りなら、冒険もしやすい
おっしゃる通りですね。そういう意味では
洋服よりはトライしやすいかな…洋服でも確か、
ロングスカートやパンツなどのボトムスは
ボルドー系などの秋色を持っていたような

神奈川絵美
香子さんへ
こんにちはー
香子さんの半衿コレクション、いつも楽しみに
拝見していまーす(衿だけではなく、小物全般ですが)。
手ぬぐいワザ、いつか私もと思っているのですが、
着物のテイストとの相性があるのかなあ…
どうも機会に恵まれず
朝顔の半衿、来年使うのが楽しみです~
神奈川絵美
RUBEさんへ
こんにちは
お稽古事では、白衿が鉄則ですものね。
衿ってあんなに面積狭いのに、TPOやキャラクターを
雄弁に語りますよねー趣深いです
セージグリーン
色柄半襟、、、
個人的見解から言えば、絵美様の知的で快活なイメージからは、白襟が最もお似合いです。帯と帯回りのカラーコンセプトが明確な場合、襟まで色物にすると散漫になりねませんよね。。着物も帯もおとなしく、他にポイントがない時などには、小面積の
襟色も生きるでしょう。
秋色がてにが苦手でいらしても、お顔と遠い帯回りなら、冒険もしやすいと思います。
香子
おお、ワタシは夏の半衿のお片づけを
アップしようと思ってた所でした

改めて見てみると普通の塩瀬や縮緬は(絽も含め)
ほとんど使ってませんです~。
刺繍やレースや木綿の柄物、白は白でも生成り色だったり
ふくれ織のような柄を織り出したものが多いです。
手ぬぐいも半衿にしたりしますしねえ
RUBE
今は・・・
http://yaplog.jp/ruberubi/
今は茶道できることが多いので、半衿は白ですが。
以前は少し遊んだりしました。
着物の雰囲気が変わりますよね。
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