門司港生まれのB高Diary

Teacupの閉鎖に伴い3月にこちらに引越してきました。
主に趣味・旅を綴っていますで、よろしくお願いします。

阪堺電車 乗車記

2012年08月05日 | 鉄道
明治28年の開業以来複雑な経営母体を経て、現在は南海電気鉄道の100%完全子会社となっている路面電車です。

路線は、ご存じ通天閣の西にあるえびす町と堺市南部浜寺駅前を結ぶ阪堺線、通天閣にほど近い天王寺駅前から阪堺線住吉と交差して住吉公園を結ぶ上町線の19キロほどとなっています。

上町線の天王寺駅前~住吉間はデータイムでも6分毎の高頻度運行、他の区間も12分毎運行となっています。(住吉~我孫子道は変則12本/h)

今回はえびす町をスタートし、住吉公園~我孫子道~浜寺駅前~天王寺駅前の全線乗車をしてきました。

通天閣・新世界

スタートのえびす町 通天閣から西へすぐ

この路線は、専用軌道・片側車線のない道路併用区間・堺中心部大通りなど変化にとんだ路線でしかも道中には史跡がたくさんあり、そちらも楽しめます。

車両の方は、長さ・幅共に大きく郊外型路面電車と言ったところでしょうか?速度もすぐに40km/hに達するような高性能のようでした。
いくつかの車両を紹介しておきます。

モ351

モ502

モ602

モ707

えびす町から途中下車しなければ1時間ほどで南の終点浜寺駅前に到着します。

南海浜寺公園駅のそばにある浜寺駅前

その後、浜寺駅前から天王寺駅前まで一気に北上したのですが、一番後ろの座席で程よい冷房で眠ってしまい、住吉でのポイント通過も全く記憶にないと言う失態を犯してしまいました。
目が覚めた時は阿倍野(天王寺駅前の1つ)、閑散としていた車内は混雑しておりビックリ、ほどなく終点天王寺駅前に到着です。

天王寺駅前

全線乗車して感じた事は、路面電車と言うよりは600Vの郊外型電車と言う感じで筑豊電気鉄道のような感じを受けました。
車両は現有車両で問題ないように感じますが、社会情勢から俗に言うLRVの導入が待たれます。(導入間近か)

電停設備としては、天王寺駅前の狭さが気になります。
ダイヤをみると平日朝は単線頭端式で3分ヘッドでさばいているようで、あの狭いホームがごった返すのが想像できます。位置的に抜本的な改造は無理のようで今後が気になるところです。

ダイヤは、住吉~我孫子道の改善が必要かと。
データイムは両方向ともに1時間に10本と本数は充分なのですが、9分-3分の続行12分サイクルとなっており、その本数の効果が発揮できていません。
系統の関係上難しいとは思いますが、1時間10本の効果を発揮できるダイヤも期待したいですね。

以上、阪堺電車を乗車し大阪を感じて来ました。
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