門司港生まれのB高Diary

Teacupの閉鎖に伴い3月にこちらに引越してきました。
主に趣味・旅を綴っていますで、よろしくお願いします。

加越能バス 高速名古屋線

2018年03月16日 | バス
明日3/17にダイヤ改正が行われる加越能バス高速名古屋線
路線開設10周年を前に、今回1往復増便し計7往復になります。

高岡駅発名古屋行で早朝に増便されたものはこれまでの始発よりも早く、また途中バス停を通過する快速ということでより早く、高岡駅~名古屋所定3時間40分の所が10分短縮され3時間30分となっています。



この設定も、高岡駅~名古屋で直接のライバルとなるすでに早朝快速便設定のイルカ交通「きときとライナー」への対抗心の何ものでもないと感じます。

このイルカ交通との比較については何度が記事にしていますが、加越能バス、イルカ交通両者共に、
 ①車両のグレードアップ(全車3列独立シート)
 ②曜日別運賃の導入
 ③乗車回数による無料乗車サービス
 ④パーク・アンド・ライドの整備
などの施策が集客に寄与し、本数も増え、より便利になっているものと思います。

また、北陸新幹線金沢延伸敵失(別な意味での)特需が発生し、両者ともに一定の固定客をつかみ、当初危惧していた共倒れは回避できているものと思われます。

さて加越能バスのダイヤを見てみると、高岡発は午前中に集中、名古屋発は午後に集中となっています。地方と都市を結ぶ高速バスなのでこれが正常なダイヤ設定だと思います。
ただ、少し前に新たに設定されたひみ番屋街バス停については、名古屋からバスを使って氷見の美味しい魚を食べに来て欲しいとしてバス停を設置したわけですが、実質有効時間帯には名古屋8:00発しかないバスダイヤ、名古屋のクルマ文化からして今のところ利用者皆無だと思われます。
(現状、ひみ番屋街利用者は地元のパークアンドライド利用者がほとんどとのこと)

またこの路線を使って、高岡駅又はひみ番屋街でわくライナーへ乗り換えて和倉温泉へ行ってもらおうと、氷見-和倉温泉悠湯きっぷなるものが発売されています。
しかしながらバス同士の接続が悪く、こちらも使えるのは1本しかありません。

どちらも名古屋からの呼び込もうというのは間違ってないのですが、なんとなく中途半端さ、消化不良を感じてしまいます。
現状の名古屋~高岡(氷見)間の輸送実態、車両数、乗務員のハンドル時間など、現状ではこれで手一杯なのでしょうね。
一社単独運行で片道4時間強の7往復、これだけでも大変かと思います。

今後はこの名古屋線と、ひみ番屋街・和倉温泉がうまく結び付けれるようなダイヤ設定になってくれると良いのではと思っています。
(いくらクルマと言っても交通弱者のお出かけは少なからずあるわけですから。)

最後にこの路線の運用に就いている(就いていた)車両を載せておきます。

■301 路線開設時の4列車


■71 富士重工業製夜行車


■109 西日本車体工業製夜行車(改造)


■141 西日本車体工業製夜行車


■706 J-BUS製現在の標準仕様車


■304 旧阪急観光バスムーンライト号運用車


と言うわけで、4月に10周年を迎える加越能バス「高速名古屋線」を紹介しました。

今後も安全運行で!!
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