最近、米国&中国の火星探査機が相次いで、火星に無事着陸し、観測風景写真が発表されるようになった。
気になっていたので、今回、発表写真を集めてみた。
米NASA ジェット推進研究所が開発した火星探査機パーサヴィアランス(愛称: Percy、パーシー→こちらのウィキペディア)は、NASAのマーズ2020(→こちらのウィキペディア)のミッションの一環として、2020年7月30日11時50分 (UTC) (日本時間午後8時50分)に打ち上げられた。→こちらの報道
その203日後、小型の火星ヘリコプター「インジェニュイティ」を搭載した火星探査機パーサヴィアランスは、2021年2月18日(20:57 UTC)に、火星の北半球の大シルチス台地に位置するジェゼロ・クレーター(→こちらのウィキペディア)に着陸した。
これで、米国の探査機の着陸成功は5回目だ。(→こちらのウィキペディア)
着陸時の動画:
ヘリコプターの「インジェニュイティ」試運転の動画:
火星の風景画像:→こちらの報道などから拝借
撮影した画像をつなぎ合わせて作成されたパノラマ画像:
丘の向こうの地平線上にジェゼロ・クレーターの縁が見える
ジェゼロ・クレーターの中にある古代の三角州と思われる場所の拡大映像
岩石は角が取れている:
一方、2020年7月23日に中国・海南島の文昌衛星発射場(→こちら)から長征5号ロケットで打ち上げられた探査機「天問1号」は、2021年5月14日午後、遮蔽されたカプセルを火星の地表面に向けて射出した。内部には着陸船の「祝融」が搭載されており、着陸の際には着陸船はパラシュートを開き、スラスターを噴射して減速した。2021年5月14日23:18(UTC)、ユートピア平原(→火星の北半球の中緯度地方のこちらの位置)の南部にある着陸予定地点に無事着陸した。→こちらの報道など
火星探査機「天問1号Tianwen-1」から送信された画像:探査車「祝融 Zhurong」が撮影した着陸エリアの周辺や火星の地表、着陸機、探査車と着陸機が並んで写っている(→こちらの報道などから拝借):
火星の地平線:
360度パノラマ:
探査車祝融と着陸台の自撮り
中国・探査機の着陸地点周辺の地形は比較的平坦で、画像にはいくつかの岩、くぼみが映っており、遠くには砂丘が見える。
探査車「祝融」は3カ月間かけて平原を探索し、火星の土壌の化学組成を調べ、水の痕跡を探すことになっていると。
ユートピア平原は、表面下に水が蓄えられている可能性があり、将来の有人火星探査に役立つ可能性があるため、特に注目されている。
また、NASAの探査車「パーサヴィアランス」が着陸したジェゼロ・クレーターから約1600㎞離れた場所で行われているため、2つの探査車が出会う可能性はほとんどないと。
更なる、映像の発表を期待したい。
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