30数年間、住み続けてきた古い木造住宅を、息子夫婦の為、建て替えることを昨年から計画していた。現在、この建て替え工事が、コロナ騒ぎの中、始まっている。→こちらの弊ブログ
緊急事態宣言は解除されたが、自由にフラフラと出かけるわけにはいかない毎日ですが、その様子を見てみよう。
当初の家屋購入当時には、不覚にも、考えなかった問題が、建て替え計画時に出てきた。それは地下車庫の寿命の問題だ。現在の地下車庫をそのまま利用できるかどうか? 地下車庫を作り変える必要があるどうか?
地下車庫を取り壊し、新規に作るとなると費用も400万円+α(?)ほど掛かる。それよりも、隣接する建物に影響なしに、取り壊し施工できるかなど問題が多い。
いろいろ調べてみると、当初の契約書の中から、構造計算書が出てきた。地下車庫はプレファブタイプで、興研産業の興研式ボックスガレージが使われており、それによると、使われているコンクリートは、強度FC=360㎏/㎝2(36N/mm2)のものが使われており、その期待できる寿命は200年と分かった。
30数年前の市の建設許可も施工検査も受けていた。検査も受かっており、ガレージ壁に市の検査合格証が張られてり、本格的な改良工事は無しで行けそうだと分かった。また、建設業者の見積もり時に、この問題を投げてみると、該当建物は、下記画像のBのタイプの構造であり、既存地下車庫において、上載荷重以下になることの確認が取れるので、市の検査も問題なく通るでしょうと。
ガレージ部分は局部的な目に見える個所の簡単な補修で済むと思われる。ところが、ガレージ横および上部の擁壁部のコンクリートは現地で施工されたものゆえ、それ相当の補修が必要と思われる。擁壁コンクリートの強度検査、中性化検査などと合わせ、地下車庫のコンクリート強度確認検査などを行ない、息子夫婦が今後、数十年住み続けるには、どういう処置をすればよいかなども行なった。
地下車庫のコンクリートは、設計以上の強度が残っており、十分耐えることがわかった。しかし、擁壁コンクリートは補修が必要と分かった。
息子の代は、コンクリート表面の爆裂など補修だけで使用可能だが、孫の代では、大補修が必要となるであろう。 ひな壇タイプの造成地の宿命かな?
擁壁コンクリートの中性化検査(表面からいくらまで中性化が進んでいるか測定→削り粉が検査液で赤くなるまで、ドリルで削り、その深さを計測する。)
べた基礎用鉄筋(かなりの量の鉄筋ですね)
土台敷き工事前の基礎
足場が組みあがり、いよいよ、土台敷きから上棟へ
順調に行けば、6月終わりには、上棟まで行けそうだ。楽しみですね。
ランキングに参加中。クリックして応援をお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます