日本では、今年の2月17日に新型コロナウイルスワクチン接種が開始された。→こちらなどの報道
欧米に比べ、2か月遅れのスタートだった。
9月11日政府の発表で、新型コロナワクチンの2回目の接種を受けた人の割合が、やっと全国民の49.8%に達した。12日発表では50%を超えるだろう。→こちらの政府サイト
世界のワクチン接種が進んでいる各国と比べてみよう。
上記は全国民の接種率だが、高齢者(65歳以上)の接種率は87.8%とかなり高い。
一方、64歳以下の接種率は自治体によってばらつきがあり、11月までに希望者全員にワクチン接種を終えるという政府目標を達成するには、遅れている地域で接種の加速化が求められる。
接種率が最も高かったのは山口県の36・1%で、和歌山県34・4%、熊本県33・6%、群馬県32・8%と続く。私が住んでいる神奈川県は25・2%で、27位だ。
接種率の高い山口県や和歌山県によると、かかりつけ医の協力で高齢者接種が順調に進んだ結果、早期に64歳以下の接種を始められたことが大きな要因という。
一方、接種率の低い岩手県や栃木県などは、国からのワクチンの供給量が希望量に届かず、計画通りに接種が進まなかったことや、中小企業が多いため職域接種の割合が低いことを要因に挙げている。→こちらのサイト情報
政府は1日100万回接種を公表しているが、あと1か月で何%まで上昇するのか計算してみよう。
100万回X30日/2回=1500万 日本の人口を1億2622万人とすると、
1500万/1億2622万x100=11.9% 49.8+11.9=61.7% <70%
2回接種率が70%以上に達するにはさらに約2か月(11月上旬)が必要だろう。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は70%接種率では集団免疫は難しいと述べている。→こちらの報道
集団免疫に達成必要なワクチン接種率は?
感染症を防ぐには、4人に3人、75%以上の人が免疫を持つ必要がある。
ワクチンの有効率が80%の場合、このコミュニティの94%の人がワクチンを接種すれば、0.8X94=75.2、集団免疫閾値75%を達成することができる。→こちらの情報
しかし、接種率95%でも、集団免疫は実現不可能との指摘もある。→こちらなどの情報
政府は11月までには希望する人全員が接種できるだろうと述べているが、集団免疫との関連は? 必要な追加コロナ対策はいかに?
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