カンテレあんさんぶる

奇跡のピアニストⅤ

昨夜、カンテレの練習をしていたら娘から電話が来て「ママ、早く7チャンネル(フジテレビ)入れて。舘野先生が出ているから」と。
あわててテレビのスイッチを入れた。そうしたら「アンビリバボ-」という番組で舘野さんが脳溢血で倒れられてからピアニストとして復帰するまでのことをドラマ風に再現したものが放映されていた。
また、新たに彼から今の心境などを聞くことができた。その中の一つの言葉。
      「聴いてくださる方と楽器さえあれば音楽はできる」

そしてタイムリ-なことに、11月21日に札幌の天使大学で看護学生のために開催された「舘野泉さんの講演&演奏」の時の感想が大学から届いていた。その中からいくつかご紹介します。

*先生がその時作られる音楽は漁をする網にかかるように何かに訴えるというお話が印象的でした。網にかかる何かは必然のような偶然の出来事が作るものではないかと思います。同じようにご病気で麻痺になったことは一方から見ると喪失であるかも知れませんが、先生の自由で創造性のあるその考え、そこから発信される音楽を聴かせて頂き、新たな力、生命をも感じました。

*「僕はもう左手で十分、両手で弾けなくてもいい」と嬉しそうに生き甲斐だと語ってくれたことが印象に残った。また「音楽する事-呼吸すること」「演奏すること-生きること」とはっきり言われた事、あの表情の柔らかさが全てを物語っているなと感じた。
演奏を聴かせて頂き感動したと同時に、色々な悩みもどこかへ行った様な気がしました。
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