カンテレあんさんぶる

ヘルシンキ→タンペレ(6/9)

Aさんはテキスタイル作家で、勉強のためスウェ-デンにはもう20回位いらしているが、フィンランドはこの度、初めてとのことで次の日(6/9)はリトヴァさんのご家族も一緒にヘルシンキ市内の観光にでかけた。
まず、朝市へ。ちょっと肌寒かったがお天気が良かったので、沢山の人で賑わっていた。
  
すると突然、サウナから出てきたばかりのガウンを着て、ヴィヒタ(白樺の束)を片手に何人かの男の人が私達の前を通り過ぎた。余りに突拍子もないことでしたの興味津々皆で彼らの後をついていった。すると朝市のはずれの方に沢山の仮装などをした人達がいた。
一体何だろうと訊ねてみた。
すると、東カレリア地方がロシアの占領下になった時、皆でフィンランド国内に戻ってきた時のことを記念したパレ-ドが始まるということであった。黒い立派な馬に軍服を着た人を先頭にブラスバンド、そしてイマトラやラッペンランタなど各地の民族衣装を着た人達の行列が続いた。
  
私はもう少しそこにいたかったが、エヴァさんと待ち合わせをしていたのでホテルに戻った。エヴァさんは車で私を迎えに来てくれた。
そしてその後、シベリウスアカデミ-の民族資料図書館へ行き、楽譜やCDなどを買った。
その後、一路エヴァさんのご両親が待つタンペレへ。車で約2時間、家ではお母さんがとてもおいしいカナッペやス-プ、そしてルバ-ブのキ-セリなどを作っていてくれた。楽しい団欒のひと時を過ごし旅の疲れも一遍に吹き飛んだようである。
そしてその夜、一夜しか咲かないサボテンが美しく開花した。
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