カンテレあんさんぶる

お薦めの本

  ”愛しき人々” ~移り行く時の中で~

私の高校時代の親友のお母様が自分史を文芸社から出版した。
タイトルは”愛しき人々”。2日ほど前に大通りの「紀の國屋書店」で買い求め、一気に読んだ。

作者”新田彩”さんは新潟市で生まれ青春時代までそこで暮らした。大恋愛の末結婚。そしてご主人の仕事の関係で夕張、釧路、札幌、大阪、東京など各地に住まわれた。今は東京に居を構えていらっしゃる。
現在82歳であるが、青春時代の情熱的な恋愛のことなど非常に初々しくて読んでいてハラハラ、ドキドキすることが何度もあった。又、当時の生活の様子なども飾り気なく端的に表現されていて親近感を与える。

作者の新田さんには3人お子様がいらして二女の方が私の親友である。
二女の秀子さんは望まれて幸せな結婚をしたが長女がダウン症児だった。そして彼女は今癌を患い現在闘病中である。二重苦を背負いながらも彼女はいつもとても明るく強い。

ダウン症児の亜美ちゃんのことや秀子さんの家族との同居生活の様子など母親としての愛情溢れる心情などとても心が打たれる。

そして新田さんは”友の会”会員歴が52年でもある。友の会での活動を通して培ってきたことも沢山書かれている。

       「ありがとう」を込めて綴る女の一生

是非、お読みになってみてください。

 ”友の会”について 
全国友の会は昭和5年、羽仁もと子が創刊した雑誌「婦人之友」の愛読者によって創られた。現在は海外も含め193の友の会があり、会員数は約25,000人。

20代から90代まで年齢を超えた交わりの中で、衣・食・住・家計・子供のこと、高年の生活、環境のことなど学びあったり、子どもグループでは子育ての悩みを話し合ったり、生活リズムや食事のことなどを勉強している。
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