珍しくカウンターで一人酒をしていました。
一席おいた隣に老人が来て、マスターと話を始めました。
聞くとも無く、居りますと
「昔、ユーラシア大陸の奥にロプとエタという湖(ノール)が有ってね。
湖にはそれぞれ、化身である美しい姫が居た。
ロプ姫は気まぐれで、時々で姿を変え、居場所を変えておった。
かたやエタ姫はとても控えめで、地味ながらも人々に恩恵を与えていた。
そんなある日、姫の噂を聞き
遠方の国より、聡明なバイオ王子が来られた。
王子は、ロプ姫には会えず
エタ姫と恋に落ち、結婚したそうな。
お二人の結婚は、国中の注目を浴びる事となった。
人々は「これで国を脅かしていた、コニ(CO2)という妖怪から開放される」
と喜んだ。
そして、お二人の新居を造るため
広大な森林を伐採しようとした。
ある人は、「森林はすでに、コニから国を守っている。その森林を無くしたら
コニの勢いを増強するようなものだ」と言った。
意見対立は、なかなか結論が出なかったと。
バイオ王子とエタ姫は、大変困り
「私たちの家は、皆さんが使った後のもので結構です」と言われたそうな。
昔もさることながら
今このときこそ、必要な人たちじゃなぁ」
ここまで聞き、このようなリーダーが国を救うのだろうと思いました。
もっとよく聞こうと、老人のほうに顔を向けますと眩暈が・・・
暫く目をつむり、落ち着いてから横を見ますと
老人が居ません。
「横のおじいさんは、どうしましたか?」とマスターに聞きますと
怪訝な顔をして「いません」とのこと。
夢なのでしょうか
ゆめなのでしょうか
一席おいた隣に老人が来て、マスターと話を始めました。
聞くとも無く、居りますと
「昔、ユーラシア大陸の奥にロプとエタという湖(ノール)が有ってね。
湖にはそれぞれ、化身である美しい姫が居た。
ロプ姫は気まぐれで、時々で姿を変え、居場所を変えておった。
かたやエタ姫はとても控えめで、地味ながらも人々に恩恵を与えていた。
そんなある日、姫の噂を聞き
遠方の国より、聡明なバイオ王子が来られた。
王子は、ロプ姫には会えず
エタ姫と恋に落ち、結婚したそうな。
お二人の結婚は、国中の注目を浴びる事となった。
人々は「これで国を脅かしていた、コニ(CO2)という妖怪から開放される」
と喜んだ。
そして、お二人の新居を造るため
広大な森林を伐採しようとした。
ある人は、「森林はすでに、コニから国を守っている。その森林を無くしたら
コニの勢いを増強するようなものだ」と言った。
意見対立は、なかなか結論が出なかったと。
バイオ王子とエタ姫は、大変困り
「私たちの家は、皆さんが使った後のもので結構です」と言われたそうな。
昔もさることながら
今このときこそ、必要な人たちじゃなぁ」
ここまで聞き、このようなリーダーが国を救うのだろうと思いました。
もっとよく聞こうと、老人のほうに顔を向けますと眩暈が・・・
暫く目をつむり、落ち着いてから横を見ますと
老人が居ません。
「横のおじいさんは、どうしましたか?」とマスターに聞きますと
怪訝な顔をして「いません」とのこと。
夢なのでしょうか
ゆめなのでしょうか