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三つ子の魂百まで

2016-03-28 16:57:42 | スタッフの「ボソ」
 三つ子の魂百までとは、
幼い頃の性格は、年をとっても変わらないということらしいですね。

私たちの皮膚や消化器にいる
微生物の面からも同様のことがいえそうです。



『失われゆく、我々の内なる細菌』の書によりますと

3歳までには、私たちは自身に特有の常在細菌叢を取得する。

非常に多様な細菌の数々が、たった3年の間に
大人の細菌叢に見られる複雑さを備えた生命維持機構に自らを再構築する。

(再構築とは)無菌もしくは極少数の菌のいる羊水から
産道を経て母親の菌を受けて、新たな命を始めるに必要な
全てのものを得る。

細菌叢が非常に活発に動くその3年間は、
赤ん坊が代謝・免疫・神経において、大きな発育を受ける時期。

そしてこの期間は、子供時代から思春期・成人そして老年期まで続く
生物学的な営みの土台となる。

()は私が加えました。



人により常在細菌のパターンは微妙に異なり
その人の性格にも影響を与える可能性がある、とのことです。

性格は年齢とともに、固まっていきます。

常在細菌を、母親から受け継ぐことができたか否か。
抗生物質の過剰投与でバランスが崩されたか否か。

山ほどの薬剤の家畜・野菜等 食糧への投与
それらから、うまく対処できたか否か。

3歳までにバランスの良い常在細菌を得ても
その後 生活していく中で、維持できるのでしょうか。

常在細菌のバランスを崩して、成長することによる
生活のリスク。(例えば肥満・喘息・アレルギー等)


便利さ・清潔さを求めすぎた代償でしょうか。

ちなみに、ニューギニア島の高地民族より、
先進国の都市生活者のほうが
常在細菌の種類・量は少ないそうです。

今更 戻れませんけどね。