薫子の暮らしの便り

日常の暮らしで感じたことを写真や絵手紙でお届けします。

京都旅メモ・その1

2016年03月30日 | Weblog

往復こだまの新幹線でのんびりと京都に6泊の旅に出ました。

桜の咲く前、静かでお宿が確保できる時期なのでしょうね。旅行社のパック旅行です。

ホテルは3食なし。それでもロケーション最高で至極便利、快適に過ごせました。

食事処は事前にチェックはしていましたが、ホテルを出れば何でも有の「テキトーにしよう」が通り、脱力。

 

京都といえば反射的に半世紀前の修学旅行が頭に浮かんでしまう。行先もダブルけれど、それもいいかな。

観光一日目は嵐山へ。

渡月橋のたもとで「チックリンはどこですか」と訊かれる。チックリン?なんだろ、薬の名前みたいだけど”何処”っていったな。

中国の観光客のようです。頭の中ぐるぐる・・・チックリン、チックリン、ちくりん、それは天龍寺そばの竹林のことでした。

 

下右の写真、天龍寺の庭を前にベンチにかけている人、若き日にここを訪ねたという夫の姿と重ねる。

 

 静寂を期待していた竹林は賑やかなこと。中国の観光客も多かったです。

 

 山陰本線で京都に戻る車窓から太秦の撮影所が見えた。

倉庫のような建物や時代劇の街並みが一瞬俯瞰でき、予期せぬ眺めでした。

清水寺は流石に京都の名所旧跡ランキングで1位(朝日新聞be3月19日版)だけあり、平日だというのにめちゃ混み。

 着物姿のお嬢さんあふれてます。でも中身は今流、足組ケータイなり~。

こちら中国のご一家?自撮り棒で記念撮影。     香の店は素通りできません。「桜のとき」が招き入れてくれます。

二年坂、産寧坂、家並も京都らしい。お菓子屋さん、漬物屋さんたくさん並んでる。

朝市にいるようなおばあちゃんの中華まんの中身はおから。立ったままパクリ。

夫の好物、きんつばの焼きたてと阿闍梨餅もバッグに突っ込む。宿に帰ってのお楽しみ。

 

 

 二日目。

これが文人に愛されるというお宿「俵屋」さんですか。入口の花のおもてなし。 

 

二条城。広い庭園とお濠まであったのですね。修学旅行では全く気づかないでいました

 今回の旅のお楽しみ。「木乃婦」でお昼。

先付 蓬豆腐に雲丹・木の芽・山葵        御造り 鯛・鮪に地鶏の温玉添え、紋甲烏賊 

お椀 海老真薯・三つ葉・椎茸          蒸もの  百合根とグジ入りの飯蒸

揚げ物 あられ衣の海老・貝柱、しし唐・蓮     焚合 飛竜頭、筍、子芋、隠元

山菜ごはん・香の物         デザート 抹茶アイス・ババロア・柑橘シャーベット・蕨もち・苺ケーキ・和菓子

 どれもおいしくいただきましたが、飯蒸がじんわりと胃の腑に染みる美味しさでした。

デザートは蓋を開けたときの彩と種類に感動。こんなにたくさん食べられる?  完食!

 

 町のそぞろ歩き。

 

 

 偶然出会った歴史を思わせる通り名や石碑。このほかに秀吉の聚楽第跡地なんてのもありました。

  

 

 三日目。予報通り、朝から雨。

雨なら、屋根の下がいいでしょう。京都駅で買い物。

  

そして、京都市美術館で開催中の≪モネ展≫に向かう。

 

 

   

アーケードの寺町の古い本屋さん、雰囲気満点。積んである本をパラパラすると和綴じの本は波の巻、雲の巻など文様の図柄が描かれ、

京都ならではのものなのでしょうか。専門の勉強をしている人には魅力のあるものでしょうね。

並びの鳩居堂も覗いてまいりました。あの手の品々に弱い私です。目の保養。

刃物屋さんで握りばさみを買いました。右端の写真は握りはさみの握る部分が曲げられる前の状態のものです。

欲しかった握り部分が錆びぬよう金属で巻かれたものは、今は職人さんがいなくなり、作られていないそうです。残念です。

       

 

 


休養

2016年03月21日 | Weblog

空のザック二つを持ち物干し竿に掛けようとしたら、腕の付け根から胸にかけて強い痛みが走った。

そのまましゃがみこむ。その日一日は寝ていました。

疲れがたまっていたのかな。

のんびり遊ぶことに決め~た。お絵描きしよう!

リサ・ラーソンの縞猫のパクリで公民館用のスリッパ袋を縫ったらどうかと閃く。ついでに友人の分もね。

たまたま猫模様の布が少しばかりあったので、内側に使い、表布は以前椅子カバーにしていたものを洗いほどいたものを用いる。

興が乗り、あり合わせにて2枚追加。マジックインキやアクリル絵の具でかいてみた。あー、たのしい。

 


沖縄の旅メモ

2016年03月20日 | Weblog

2月に沖縄に行ってきました。沖縄のその頃気温が20度前後で、さぞかし暖かで過ごしやすいと期待しましたが、

羽毛コートを手放せずじまい。 3泊の滞在中曇と雨の空模様でありました。

土地の人が言うには、晴れたり曇ったりが一日のうちで繰り返えされるのが沖縄の天気なんですと。

 

下の写真は国際通りにある、第一牧志公設市場。でっかいエビやカニ、カラフルな魚の面々が並ぶ店が続き、市場の2階では買った魚を手数料500円(?)にて調理をしてくれる。

市場が閉まりそうな時間に行ったので、ゆっくり見て回れなかったけれど、食事は中国の観光客と同じテーブルでわしわしと頂きましたよ。混んでました。

店の人に「大丈夫?、食べきれる?」なんて心配された。そんなにたくさん注文したつもりではないけどな。

土地のお菓子、むーちーは月桃の葉で包んである餅ですが、生姜とニッキを合わせたような味と香り、強烈でした。

砂糖キビの生絞りはさっぱりとしておいしかったですよ。

 

 

沖縄の花も木も私にとっては珍しく、なんだ?なんだ?の連発。バオバブみたいな木やガジュマル、沖縄松。ヤシみたいな木はよく見ると種類が豊富。

沖縄の雑草にも興味あり、下の菊のような花は茎が四角い。朝顔のようなのはもみじ葉朝顔どこにも生えていた。この2種は雑草かな?

 

平和の礎には沖縄戦で命を落とした24万人余りの名が国別や県別に刻まれていた。

 

首里城は石垣の曲線を描くエッジが美しい。サンゴ石でできているそうだ。城の中にいた係官の民族衣装が印象に残っています。

ホテルのホールではこんなサービスもありました。

糸満郊外に小さな商店があったので、何か珍しいもの置いてないかなと車を停めて店に入ったら、

「いや~、久しぶりじゃねぇ、知念さんじゃないの~」とおかみさんに声をかけられた。しばし、私は「知念さん」に変身。

小粒の島ミカンと天ぷら(さつま揚げ)を買った。ふふふっ、たのしかった。

島そばを注文すると、炊き込みご飯みたいなものとモズクの鉢がついてくる。和だしのラーメンに分厚いとろとろの肉がのり、おかかがもってある。

恩納村道の駅で仕入れたいろいろ。オレンジジュースはたん柑の搾りたて。

時計回りでモズクの中華まん、タコスサンド、アテモヤ(森のアイスクリーム・フルーツです)

カマンベールチーズ入り天ぷら、イカ墨のおにぎり、サーターアンダギー、雑穀ぜんざい。どれもうまーございました。

 

  レンタカーを余裕の時間を持って返すため、近くの島でサンゴを拾ったり、海や飛行機の着陸を眺めてのんびり過ごす。

体調も崩さず、無事旅を終えたことに感謝。

ただね~、浜松町で通勤時間のラッシュにはまり、もみくちゃになりました。ひえー、このラッシュ、通勤の皆さま、毎日ご苦労さんでございますです。

 

追記

沖縄で買った小さな焼き物。ごつい外側と中の釉の色が気に入る。(やむちん通りに行けなかったのが心残り)

今はね、庭の沈丁花の花を入れてる、蓋を開けると…ほのかに匂う花の香。

花のない時は友人からもらった香包み。しあわせ・・しあわせ~