腐女子な干物女のグダグダ日記

ネコと酒を愛するアラフォー独身腐女子。しかも干物女の“かっぺた”と申します。タイトル通りグダグダな日々を綴っています。

“万引き家族”を見て

2018年06月25日 | 日記
週のはじめから眠いです。

どーも、かっぺたです。


前回の続きになるんですがね。
美味しいイタリアンを食べたあとにね、
映画を観ました。

先に映画を観に行くかーってなって、イタリアンを決めたんだけどね(^_^;)



カンヌ国際映画祭でパルムドールを授賞しましたね。


『万引き家族』を観ました。


素人目での感想を少し。
若干ネタバレあります。












見終わった直後・・・







「う~~~~~ん(-_-;)」







「悪人」という映画を見たあとのような・・・





『誰が悪かった?』
『何が正解なのか?』




ってのをね、すごく考えさせられる映画だと思いました。
“誰も知らない”にも通じるものがありましたね。
是枝監督だからそれはそうなんだけどさ。









あの“家族”には確かにねぇ、“絆”、なのか?
確かにあったよね。


それは誰にも邪魔できないくらいのね。


ただ、その“絆”は、いつまでも続くものではない・・・
危ういものでもありつつ、、、、




犯罪はダメよ。
でも仕方ない、とは言わんけど、
どうしようもなかったんじゃないか。
どうすることもできなかったんじゃないか。



樹木希林さんと安藤サクラさんの演技、
本当に本当にすごくて、泣いてしまいました。


特に安藤サクラさんの取り調べのシーンが印象的でした。
「あの子達の何?」という質問に、
涙が溢れて、拭いながら
「何なんだろうね・・・」と言ったシーン、
母親でもなく、見捨てたわけでもなく、
守りきったわけでもなく・・・
観ていて涙が出ました。


「捨てた人が別にいるんじゃないの」の言葉も印象的でした。
だから「拾った」だけなんだと。

しょうた君に「あんたを拾ったのはね、」と教えるところも好きです。



リリー・フランキーが何故自分の名前をその男の子につけていたのか。
「俺が教えられることはそれしかない」と言ったときの悲しさ。
とても切なくなりました。



そして、子役二人ともがとても素晴らしかった。
妹が出来て、自分がやってることに疑問を抱いていく過程。
途中の柄本明さんが良かった。



ちょっと引っ掛かったのは松岡茉優さんの存在かな。
何故実家を出て、あの家にいたのか、何故風俗店で働くことになったのか。
経緯が全くわからん・・・



とにかく安藤サクラさんがすごかったです。
彼女は『愛のむきだし』の頃から存在感がすごくて、
異才、というか唯一無二の女優さんだなぁと思っていたけど。
さらにさらにすごくなっていました。


ああいう家族、日本にいるんじゃないかなと思わせるリアルな話でした。
ごちゃついてる家がリアルなのよね。


見終わったあとスッキリする映画ではないので、
賛否両論あると思いますが、
かっぺたはこういうメッセージ性が強い映画は嫌いではないので、観て良かったなーとは思いました。

とても良い映画でした。

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